●徒歩!琵琶湖一周の旅 7日目(8/19)
東近江市、大同川の水門。
ライトに浮かび上がるグレーの無骨な姿。
静かで誰もいない。
月が浮かんでいるだけだ。
この日、ひたすら湖岸の道路を南下。
結局、眠らずに歩き通すことになる。
横を通って行くのはほぼトラックで、商店も全くと言っていいほど、ない。
歩道には真夏の太陽で育ちまくりの草が縦横無尽で、歩きにくいことこの上ない。
そのくせ、吹き付けてくる夜の湖岸の風はすでに秋の気配を帯びていて、やけに身体を冷やしにかかってくる。
当然、真夜中に真っ暗な湖岸を歩いているような変人は、自分だけだ。
我ながら馬鹿だなあ、と思うが。
本当に、湖東側の湖岸道路は歩くのにはスケールが大きすぎる。
なんで歩き始めたんだっけか、なんてことを考え、手遅れ過ぎる後悔を始める。
と、近江八幡あたりで、なぜか湖のほとりに小さな山が現れる。
地図で確認したところ、近江八幡あたりの牧水泳場の横の、「岡山」か?
勾配が急に感じたのは眠気か、疲れからか…。
真っ暗な山中の道を通り過ぎ、坂を下り始めた頃、 前にはわずかに街の灯りが見えていた。
カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
0 件のコメント:
コメントを投稿