2009年2月15日日曜日

大津エンパワねっとフォーラム、開催される


2月14日、大津市のピアザ淡海にて龍谷大学の大津エンパワねっとフォーラムが開催された。まずまず最初に、この後期から実際に地域に出てやったことを4グループが発表した。

その内容は、地域自治会の運営(新規参加者募集に向けた広報資料の作成など)、瀬田東小学校のスクールガイド(子供にもわかりやすい防犯マップの作成)や、シャッター街と化した大津駅前の商店街を活性化させるためのプロジェクト(店を出したい人とのマッチング)など、内容的には非常に面白いテーマであった。

その後は、探偵ナイトスクープなどにも出演されていた谷雅徳氏(TVタレントとしては越前屋俵太)と、築地准教授の司会でのフォーラムが行われ、最後に谷氏の基調講演が行われた。

基調講演の中で谷氏は、自身の体験を語った。マスメディアに出演し、本当のことを言っては干されてしまう。だがお金が欲しい。理想と現実の間で悩まされ、現実を取ろうとしたときに吐き気がし、気がついたら電波の届かない山奥にいたそうだ。奉仕活動に参加すらさせてもらえない、自治会費の請求もされない。
そんな中、地道な努力を重ね、彼は徐々に地域に溶け込んでゆく。地域の祭りの復活を復活させるプロジェクトの過程の中での、村の有力者や若者との距離感・・・。そして3年後の祭りの復活まで。

谷氏の講演は、大学生(=よそ者)が、今後の地域活性化に関わっていく中で、大いに参考になるのではないか。

今回のフォーラムを持って、今年度の大津エンパワねっとの活動は一旦終了となるが、フォーラムには一回生らしき顔ぶれも多く見えていた。彼らには来年の授業では、より実りある成果が出せるようにがんばって欲しい。

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