2008年9月30日火曜日

本当に伝えたいこと。


日曜日は、大阪でプリンセス関西のイベントの撮影を担当。今回は社会学部の後輩で、写真部でもあるIさんを連れて行ってきた。写真はそのイベントのMCを務めたDJの仙石幸一さん。滋賀レイクスターズのスタジアムDJなど、多方面で活躍されている、スゴイ方。近々滋賀レイクスターズの試合を見に行く計画もあるので、また会う機会があるかも知れない。

僕がこのミスコンに関わるようになったのは、本当に偶然だった。瀬田EXをやっていなければこの繋がりはなかったわけだが、最近はメインコンテンツたる滋賀の風景写真があまり撮れておらず、このままで良いのかとも思う。

このイベントの最中、「KANNA」という、神戸のフリーペーパーの写真撮影(またしても女性ポートレート)を依頼され、引き受けた。瀬田EXのコンテンツに「写真撮影を承る」というのはあるし、個人としても活躍の場が広がることは嬉しいのだが、やはり引っかかるものがある。
瀬田EXを僕たちが始めようと思ったきっかけは、
  • 龍谷大学=京都 のイメージを変えたい
  • 滋賀の良いところに気づいて無い人が多すぎるから、ブログで発信したい。
  • 身近な発見をニュースにして、掘り下げていきたい

スタッフそれぞれ考えは違うけど、「地域からの発信」をしたいという基本は同じだ。この基本を忘れてしまっては、地域メディアは成り立たない。自戒をこめて書いておこう。


それにしても・・・自分程度の腕の学生なんてたくさんいると思うのだが。

プリ関にしろKANNAにしろ、かなりメジャーな団体とお付き合い出来るなんて、こんな美味しい思いをしていいのだろうか。

野良猫と、呑気と見える人々


人間が野良猫をかわいそうと思うとき、ひょっとすると野良猫のほうが、人間をかわいそうと思っているのではないだろうか。


9月の後半二週間。
自分ことライターKは、瀬田エクスプレスへの投稿を一切しなかった。
そのせいで何人かの読者には、心配をさせてしまったようである。

いやー、人間ってホントにしょうもない。
そんなことが重なりに重なり、気がくさくさしていたのである。
しばし、勝手に人や社会に期待して、勝手に失望する癖のある自分ではあるが、今回ばかりは諦めにも近い何かを感じずにはいられなかった。

まあ、しかし、それでも。
自分もまた、そのしょうもない人間のひとりで、簡単にはやめられないわけで。
こうして再び、人間らしくしょうもない文章を書きたくっている。
呑気と見える人々の一人なのである。


去年11月下旬に始まった瀬田エクスプレス。
つたないながらも、自分たちなりに、キーボードとレンズを通して、滋賀を記録してきた。
そのカウンターが、そろそろ1万を刻む。

世の無関心と、語らない社会に、一矢くらいは報いたい。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:55.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード: 1/13 秒
ISO感度:800

2008年9月29日月曜日

この道わが旅14 女傑現る?


●徒歩!琵琶湖一周の旅 3日目(8/15)

近江今津の湖岸。
土の質だろうか。
道路のアスファルトが赤茶けていて、空と琵琶湖の青と美しいコントラストを見せてくれている。

「兄ちゃん、ずっと歩いてんのかい?」
このあたりで、湖岸でレジャー中らしいおじちゃんが声をかけてきた。
男はいつになっても、冒険とか、そういった空気にひかれるらしい。


琵琶湖一周、女傑現る?

自分が投稿を休んでいる間。
当ブログの(幽霊)ライターめぐめぐが。
自転車による琵琶湖一周に挑戦していたらしい。
「瀬田エクスプレス見たんだけどさ、めぐめぐが自転車琵琶湖一周に行ってるんだって?」
と、読者の友人から金曜日に言われ、初めて気がついた。

彼女の挑戦は成功したのだろうか。
何を感じ取ってきたのだろうか。
自転車とはいえ一周を達成してたら、先輩として少しくらいはほめてやろう。フフン。なんて。


さて、女性の身で琵琶湖一周は、結構大変なことだろうと思う。
徒歩で琵琶湖一周を達成した人々をインターネットで探していて、ひとりの女傑らしき人物の影を見た。

いろいろ議論がある巨大掲示板群「2ちゃんねる」。
その2003年の記録。
バイク好きが集まる掲示板に、「琵琶湖スレ」というものがあったようなのだが…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
バイク@2ch掲示板
琵琶湖スレ 1周目中
http://bubble.2ch.net/bike/kako/1053/10535/1053526669.html

10 名前: sen ◆JWPaeN65Rw 投稿日: 03/05/22 22:34 ID:h1KCgYf/
最近見つけた琵琶湖関連のサイトです。
ttp://www2s.biglobe.ne.jp/~mami-roo/bouken_tekuteku.htm
ぜんぜんバイクと関係ないっすけど。

琵琶湖を徒歩で一周した女性のレポです。

テキストだけですけど面白い。

琵琶湖を回ったことがある人なら「あ~、あそこで」なんて感じで楽しく読めるかも。
ヘッドランプもテントもコンロも持たずに野宿するこの女性、すげー。


13 名前: 俄 ◆KAWAKALDCU 投稿日: 03/05/22 23:09 ID:FtmDqp/P
テキストだけなのに読めた

知っている場所が多いことと どういえばいいのかな
東次郎みたいな素直な感性というか そんなのがあった
冒険心を満たす手段のひとつであるバイクを思い出した

旅に出たひ


14 名前: 774RR 投稿日: 03/05/23 23:36 ID:e5Q7E+cG
>>10
面白かった
教えてくれてありがとう

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

と、こんな具合である。
残念ながら、この女性のサイトは、なくなってしまっているようだ。
その物語を見てみたかった。
女性でありながらこんな無茶なことをやってのけ、しかも記録している。
さらに、読者を楽しませている。
実在したならば、ただものではない。


そして、極めつけにこの女性…。


11 名前: 774RR 投稿日: 03/05/22 23:02 ID:GLBERTDK
>>10
> ヘッドランプもテントもコンロも持たずに野宿するこの女性、すげー。

このヒト、ブラジャーも持ってません。すげー。


…女傑である。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:18.0 mm
絞り: F5.6
シャッタースピード: 1/1000 秒
ISO感度:200

2008年9月28日日曜日

ほっと うお忠の鍋焼きうどん


約二週間ぶりの投稿。
写真は、瀬田駅前にあるうどん屋「うお忠」の鍋焼きうどんである。

9月中旬。
自分こと瀬田EXライターのKは、ひどい風邪にみまわれていた。
高熱と腸炎で一週間のた打ち回る。

かなり落ち着いたころ、瀬田キャンパス内にある診療所で見てもらったところ、
「季節の変わり目だからね、体調崩す人は多いかも」。
とスタッフの女性。
「インスタントでもいいから、うどんでも食べるといい」。
と、ドクターに診てもらい、薬をもらった。

うどんか。
そういえば、瀬田駅前にうどん屋があった。
大学の入学式の日に、母と一緒に食べた記憶がよみがえった。
瀬田駅前のうお忠に足が向かう。

熱々の鍋焼きうどん。
定食で880円くらいだったと思う。
単品だと600円台後半だったか、うろ覚えではあるが。

ぐつぐつ甘辛いスープの香り。
肉と天ぷらの脂が、またいい具合に、きのこや野菜に艶を与えている。
卵は半熟で、割ると黄身がこぼれだす。
病み上がりの体には少々重かった気もするが、美味しく、栄養は取れた。

帰り際に学生はよく食べにくるんですか?と聞くと、
「まあ、ぼちぼち、くらいやね」。
メインはやっぱり社会人とかなのか。


薬の効果もあいまってか、二日後にはなんとか、普通に生活がこなせるまでには復活した。
先週から急激に下がった最高気温。
今日の大津市の最高気温は20度に届かなかったようだ。
もう10月。
あったかい料理を食べて、風邪にはお気をつけて。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:38.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード: 1/25 秒
ISO感度:1600
トリミング
色調補正

2008年9月27日土曜日

ピエリ守山、びわ湖大橋湖岸にOPEN!!


9月20日、びわ湖大橋東詰(守山側)に、ピエリ守山がオープンした。今年滋賀県にオープンする大型店舗の一つだ。と、いうことで、先日金曜日友人と買い物に出かけた。簡単にレポートしたいと思う。

「広い!!」それが第一の感想だ。漠然としていて申し訳ないが、本当に広い。1日いても飽きないほどに、いろいろな店舗が入っている。駐車場も広いが、店舗を囲うように配置されているために、混んでいてもそれほど遠いということは無い。

内部の通路には、座り心地のよいソファが用意してあって、疲れた顔をしたお父さんが寝ていた。きっと奥さんは買い物に夢中なんだろう(笑)男はつらいよ。

衣:ファッションに関しては、古着からスーツまで、いろんな店が揃っている。堅田に住む人などは、大津のパルコ、近江八幡のサティに行くらしいが、これからはここが第一の選択肢になりそうだ。

食:フードコートには実に様々な店舗が入っていて、殆どの店舗が列を成していた。ただし、席は十分用意されてあって、天気の良い日はびわ湖を眺めながら食べることができる。比良の山並みも美しいので、最高のロケーションだろう。
専門店に関してはオープンしたてのお昼時とはいえ、人気の店舗にはなかなか入れそうもない。新しい店舗も10月中にはオープンするようだ。

住:家電の店は入っておらず。中古PCの販売(1万円台からあった)があるだけだった。
雑貨、家具の店はいろいろと入っている。KINSINの家具は、センスの良い展示がなされていた。アメリカの洗剤など、海外の商品を置いてある店もあった。他には、プジョーの車が展示してあった。

と、まあ2時間ほどかけあしで見た限りでの感想だ。これからの出店ラッシュが、地域にどのような影響を与えるのか、注視して行きたい。

2008年9月24日水曜日

旅立ち

午前8時過ぎ、南草津駅裏口。龍谷大学の学生5人が、びわ湖一周の旅に出た。1泊2日の行程だという。僕はそれを見送るために早起き。

写真は我が瀬田EXのライターでもあるめぐめぐ。うーん、ジーンズで一周はキツイ気がするなあ。他のメンバーもサイクリングするとは思えぬ服装だ。大丈夫かな?

今回、もう一人のライターに、自分の愛機G7を託した。彼らが無事に帰ってきたら、その写真を公開したいと思う。彼らの無事を祈る。

2008年9月23日火曜日

暑さも寒さも彼岸まで


朝早く目覚めたので、久しぶりの風景撮影へ出掛けた。湖岸道路の、朝の風が気持ちいい。
やってきたのは、大津市の仰木。棚田に群生する、彼岸花を撮影した。爽やかな青空と、真っ赤な彼岸花のコントラストが素敵。
canon eos 30d EFS10-22 usm
10mm ISO100 F10 1/160sec
残念ながら、殆どの田は既に稲刈りが終わっていて、棚田の写真は撮れなかった。湖岸沿いの田はまだまだ稲刈りが終わっていないのも多かったのだが、品種が違うのだろうか。

2008年9月22日月曜日

町家キャンパス「龍龍」耐震工事終わる

大津エンパワねっとの拠点である、町家キャンパス「龍龍(ロンロン)」の耐震補強工事が、このほど終了した。築111年のこの町家の補強には画期的な技術が使われている。

今、社会学科の脇田教授が指差しているのが、その技術で作られた壁。荒壁工法と呼ばれ、従来の土壁に近い質感を持つが、強度は約5倍。通常、耐震住宅は筋交いなどを入れることが多いが、町家などの古い住宅の、ある特定の部分だけを補強してしまうと、地震のときに補強されてない壁が壊れてしまう。

しかし、荒壁工法は、従来の竹を編んで作った壁と同じように揺れてショックを吸収するので、こういった町家の保全に向いているようだ。設計に当たった白井さんによれば、大津の町家でこの技術を使ったのは初めてだということである。この技術が、大津の景観保全に役立てばいいですね。

2008年9月21日日曜日

台風一過

9月19日、夕方の瀬田。台風が去って、晴れ間も見えた。家の近くで、下校途中の小学生が見上げる先には、虹。何度か虹には遭遇しているが、いまだに一眼レフで撮ったことがない。今回は家のすぐ近所だったのだが、ぐずぐずしては虹が消えるので、持っていたコンパクトで。

台風からくる雨は、結局殆ど影響なし。滋賀に来て4年になるが、台風が来ても、全く心配はない。これは僕が和歌山出身ということもあるのだが・・・。

ところが一転、今日の朝の雨は酷かったらしい。用事で帰省していたので、雨には遭遇しなかったのだが、つい先ほどまで警報が出ていた。

2008年9月18日木曜日

食欲の秋?

今日は、有志で瀬田EXの企画会議をしました。後期から、より面白いコンテンツを提供できることになると思います。更新頻度も上がるハズです!

さて、ミーティングが終わった後、めぐめぐと不二家食堂で食事をしました。めぐめぐはなんとカレーの大盛りを注文!!食堂のおばちゃんが驚いていました。「細いのに。ギャル曽根ちゃんみたいやね~(笑)」

しかし、完食できず・・・。あーあ、もったいない。

2008年9月17日水曜日

女心と秋の空


昨日の夕方、空が面白い表情をしていた。カメラを片手に散歩するのが心地よい。涼しい風に、すっかり秋が感じられるようになりました。K記者は体調を崩したようです。

さて、先週末、提携先のプリンセス関西のHP用の撮影を行いました。ポートレート撮影は、コミュニケーションが命。機嫌を損ねては良い表情が撮れません。このブログに掲載した写真の中の出来のよい物をアルバムにして、モデルに見せたら、これが反応良し。滋賀の綺麗な写真で、リラックスしてもらえたようです。
あとは世間話、ギャグなどを交えながら、一人あたり15分程度の撮影を行いました。結構よい写真が撮れたと思います。レフ板を持ってくれたモデルさん、ありがとう。
写真はHPにアップされております。気に入ったモデルに投票してあげてください。


モデルさんには、なんと瀬田の美容院のカットモデルをしている子もいました。こういうところで人は繋がっているんですねぇ。いつかこのブログで紹介したいと思います。

2008年9月16日火曜日

写真展の詳細

先日、深夜にバイパスを走っていたら、温度計が18度と表示されていました。今日、昼にそこを通ったときは、32度でした。秋らしく、朝晩の寒暖の差が激しくなってきています。写真はキバナコスモス。瀬田のあちこちで見かけます。花言葉は「野生美」。なるほど、なるほど。

友人などは39度近い熱をだしたそうで、先ほどうどんとポカリを差し入れしてきました。このブログをご覧の皆様、特に受験生の諸君、体に気をつけて頑張ってください。

さて、まもなく後期の授業も始まるわけですが、10月7日からは瀬田キャンパスの学生交流会館で、写真展を開催します。今回は単独で開催するのではなく、3つのサークルの共同開催です。
キーワードは「フィルムVSデジタル、夏の写真」です。

各10作品、計20作品を展示する予定です。フィルムとデジタル、それぞれの良さを知っていただければいいかな、と考えています。瀬田EXからはデジタルの作品を6点出展する予定です。他のサークルがどんな作品を出してくるのか、非常に楽しみです。

2008年9月15日月曜日

瀬田駅前ムクドリ、生態調査始まる


なかなか解決にいたらない瀬田駅前のムクドリの大群問題。
大津市が本格的な生態調査に乗り出すらしい。

読売新聞
ムクドリフン害、解決へ生態調査…滋賀・大津市が来週にも


上の写真は今年7月10日のものだが、現在もかなりの数がいる。
相変わらず糞が大量に落ち、においもひどい。
電線や電柱に対策が施されているものの、写真でもわかると思うが、あんまり効果がなかったようである。
強いぞ大自然。
これらは電力会社の協力による、と記事。

実は、徒歩!琵琶湖一周で堅田駅に立ち寄ったときにも、ムクドリがいた。
「ここにもいるんだなあ…」
と思っていたのだが、今回の新聞記事にも、市内では瀬田駅、大津京駅、和邇駅、堅田駅、とある。
瀬田駅が一番多いらしい。

たしかテレビや新聞のニュースでも、過去とりあげられた。
うちのブログでも、記事にコメントにと、何度か話題に上がっている。


さて、今回本格的な生態調査とのことだが、どうなるか。
頭上注意な毎日に、終わりが来ることを願わずにはいられない。


瀬田エクスプレス
帰ってきたムクドリ 被害再び


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:70.0mm - 300.0mm (F4.5 - 5.6)
焦点距離:300.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/60 秒
ISO感度:1600

2008年9月14日日曜日

中秋の月光、瀬田を照らす


9/14、瀬田の空に中秋の名月。
雲も少なく、月光が瀬田の町を優しく照らしている。

「見慣れてる町の空に輝く月一つ」
エレファントカシマシの曲「今宵の月のように」の歌詞が、ふと頭をよぎった。
「見慣れてる町(瀬田)で見る、最後の中秋の名月か…」
と、ちょっぴりしんみり。

それぞれの町で、それぞれの思いを抱えて。
みなさんは、どんな気持ちでこの月を眺めていただろうか。


ちなみに、2008年の9月14日中秋の名月は、少しだけ欠けている。
明日、15日が満月らしい。
近畿は明日午後から雨という予報なので、見るのは難しいかもしれないが。
こよみと月齢にずれがある年もあるらしく、確か去年も2日ほどずれがあったと記憶している。

こよみのページ
中秋の名月はいつ? (旧暦の十五夜は満月か?)


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:70.0mm - 300.0mm (F4.5 - 5.6)
焦点距離:300.0 mm
絞り:F8.0
シャッタースピード:1/800 秒
ISO感度:200
露出補正:-5.00
ピクチャーコントロール:D2XMODE3
トリミング加工

2008年9月13日土曜日

瀬田にも 事故米の影響


先日から世間を騒がせている事故米転売・食用転用の事件。
瀬田にもその影響が出ていた。
ヒカリ屋(瀬田店)から、一部のお酒が消えていたのだ。

アサヒビールの一部の商品。
アサヒビールサイトによれば、芋焼酎を作る際使われる米麹に、事故米殻が含まれていたことが判明したため、健康への影響はないと考えるが万全を期して自主回収する、ということだ。

アサヒビールサイト
アサヒビールが販売する「芋焼酎」の一部商品の自主回収に関するお詫びとお知らせ


12日、ヒカリ屋の店員さんに少し聞いてみたのだが、酒造メーカーの人が説明に来て、11日の段階で店頭からも該当する商品を下げたらしい。
毎日新聞の記事によると、11日、9商品約65万本の自主回収を始めたとある。
回収での損失は15億円に。
「下げたので、もう大丈夫ですよ」とヒカリ屋の店員さん。
アサヒビールが発表したのが11日。
店から下げたのもその日なので、ヒカリ屋の販売店としての対応は、速いのかなあ。


毎日新聞
事故米食用転売:アサヒ芋焼酎に汚染米 「かのか」など9商品を自主回収


一部、飲食店にも出荷していたというが…。
自分もお酒は好きで普通程度には飲みに行く。
健康に問題はない、と農林水産省が発表しているものの、気分はよくない。
「まだ他にもあるんじゃないか?」
とも思えてしまう。


食欲の秋。
明後日は満月だし、月見酒としゃれこみたい。
また、気分よくお酒が飲める日が来るこをと願って。
今日もまた少し一杯。

2008年9月12日金曜日

大学の選び方2009に・・・

週刊朝日MOOKから発売されている、「大学の選び方2009」のP31に、龍谷大学の取り組みとして、この写真が載っています。撮影したのはもちろん僕です(笑)受験生の方、要チェック。


写真詳細:祇園祭りで行われた浴衣コレクションでの一コマ。
主催:プレゼン龍 
モデル:プリンセス関西2008
浴衣提供:小田章

canon eos 30d EFS17-85IS usm
22mm ISO1600 F5.6 1/200sec

2008年9月11日木曜日

龍大OB落語家 林家染二さん、立命館で講義


立命館BKCの競技場。
入ってすぐ、これが見えるあたり、さすが。


8日から、草津市にある立命館大学びわこ・くさつキャンパスで開講されている集中講義「情報とメディアの実学」。

今日11日、龍谷大学OBで落語家の林家染二さんが講師に現れた。

この講義、前防衛大学校長から脚本家、IT技術者、元アナウンサーなど、情報とメディア各分野の専門家が毎回かわるがわる講師に立つ。
プロデュースは田原敏孝先生で、全15回。

その中に、落語家!

林家染二さん。
「車屋」なる落語も披露してくださったのだが、講義室の中にいる二十歳前後であろう学生たちはグイグイと引き込まれていて、笑いの連続だった。
必需品、手ぬぐいと扇子を持ち、くるくる変わる表情と仕草。
おじいちゃん、酔っ払い、幽霊、お姫様、などなど。
すごい、プロだ…。

もっとも印象的だったのが「自己破壊」ということば。
これを意識することによって振幅が大きくなり、自分の視野が広がるという。
弟子入りして「師匠が白といえば、黒も白」となるのも、そういう意味があるらしい。
「型通りの生き方よりも破天荒に」。
まさにこの講義も全15回のプログラムの中では異色で、いい意味での情報とメディアのイメージ破壊。
終了時には講義の趣旨に合わせ「自分の言葉を、自分のフィールドで」というメッセージがあり、これまでで一番大きな拍手が学生から沸いて出た。


いやあ、ここ数年で一番笑ったのではなかろうか。
自分は落語というと、メディアで流れているものを少々見たことがあるくらいで、生で聞くのは初めてだったのだが、こんなに面白いとは思わなかった。
講義室内の数十人の学生たちも、生で見たことのある人は少ないようだった。

そして、この方、なんと龍谷大学法学部のOBらしい。
「この中に龍谷大学の方いますか?」
単位互換制度を利用しての受講で言わばアウェイなので、おとなしめに手をあげてみたが、反応をいただいた。

うーん、こんなにすごい人がうちのOBに。
御本人は「教職員の採用試験に落ちちゃってねー」と、おっしゃっていたが。
あちこちで活躍をされているようだ。


立命館で、声のものすごく大きい、スゴイ先輩に会った。


林家染二 オフィシャル・ホームページ
http://www.nunojiusagi.com/


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:18.0 mm
絞り:F8.0
シャッタースピード:1/1000 秒
ISO感度:200
ピクチャーコントロール:風景

第二回写真展のお知らせ

前回好評のうちに終了した写真展。第二回の開催が決定したのでお伝えします。

場所:龍谷大学瀬田キャンパス学生交流会館エキシビジョン
日時:2008年10月7日(火)~20日(月)

複数のサークルと共同開催です。詳細が決まり次第ブログにて告知いたします。

2008年9月10日水曜日

瀬田のすき家に強盗入る



写真は、去年、バイトの仲間と牛丼を食べに行った瀬田のすき家にて。
メガ牛丼登場の記念に食べに行った。
写真右はメガ豚丼だけれど。
え?どっちでもいい?

で、何故この写真かというと…

8日未明、瀬田のすき家に強盗が入ったようだ。

瀬田大江四丁目の、すき家1国大津瀬田店。
自分もたまに食べに行くだけに、ちょっとビックリしている。

京都新聞(写真あり)
飲食店に刃物男、23万円奪い逃走 大津

日刊スポーツ
牛丼のすき家に強盗、23万円奪い逃走


襲われた男性店員は20歳。
ここは龍谷大学の学生も、よくアルバイトをしている店である。


自分は、瀬田エクスプレスの横の「身近なニュース」で「瀬田」をクリックした今日、初めて知った。
身近な事件でも、マスメディアを通して初めて知る、というのは…。
自分のアンテナのはり具合も足らないのかもしれないが、下宿学生が地域の安全などの情報網から孤立しているともとれる。

ここでバイトをしている知り合いでさえ
「え?何それ?」
と、言った具合であったので…。


ともかく、けが人が出なくて幸いだった。

2008年9月9日火曜日

龍大生から見た立命館BKCのPC環境 その1


今日も、環びわ湖大学コンソーシアムの制度を使って、立命館大学BKCで集中講義を受講。
講義が全部終わった後、コーヒーで一服。
昨日に引き続き、空はきれいに晴れ渡っているし、気持ちいい風。
んー、最高。

立命館BKC。
こんな風にキャンパスのあちこちに、机つきのベンチがあるのは好感が持てる。
瀬田キャンパスにもベンチは沢山あるけれど、机があるスペースは、食堂のまわりのテラスくらいじゃなかろうか。
天気のいい日に集まって話すには、なかなかピッタリ。


スイッチON!立命館BKCのパソコン
一息ついたあと。
立命館大学は、環びわ湖履修登録と同時に、学内PCが使えるIDも発行してくれる。
せっかくなので、PC環境を見てみたいじゃありませんの。
自分ことKは、龍大瀬田キャンパス内でPC自習室管理のアルバイトもしていたりするので、こういったことに興味津々なのだ。

というわけで、PCと図書館がある建物「メディアセンター」に向う。
入り口で図書館のメガネのお姉さんが丁寧な対応。イイ!
PCスペースにつくと、おじさん(龍谷大OBらしい)と、これまたメガネの学生スタッフらしき男性が詳しく説明してくれた。


ふーん、日立のPC本体にシャープの17インチ液晶。
まあ、一般的な装備。
付属にボールマウスと簡単なヘッドホン。
これらはちょっと古いかも。
うちのキャンパスは光学マウスだ。なんて細かい部分で張り合っても仕方がない。

そして、ドキドキしながらPCを立ち上げる。
OSはWindowsXPプロフェッショナルに、こっちはうろ覚えだがVineリナックス?のデュアルブート。
ここはとりあえず、Windowsを立ち上げ、ログオン。
入っているソフトを見てみると…。

おお、こ、これは…!

詳細はまたお伝えしたいが、これは良い。
フォトショップやイラストレーター、インデザインなどのAdobe社製デザインソフトが全部CS2で揃っている。
これは、デザイナーや印刷会社のプロも使っている、高度で高価なソフトである。

スタッフの男性の話によると、
「他のPCも全部、入っているソフトは同じです」
ということだったので…学生誰もがいつでも、これら高性能デザインソフトを使うことができるようだ。
情報発信に強くなりそうだなあ…。


いいなあー。
うちのキャンパスのPC自習室は、フォトショップがあっても簡易版のエレメンツ2.0だ。
それでも普通の学生が使う分には、十分な働きをしてくれるのだけれど。
と、よだれをたらしながら早速フォトショップCS2を立ち上げ、上の写真を加工したわけである。
む、RAW現像プラグインは入っていない様子。残念。


ちょっと、今回の投稿内容は、一般の方には伝わりにくい部分があるかもしれない。
かなり趣味が入ったレポートになってしまった気もする。
と、インストールされていたFirefox2で、この記事を編集しながら思う。

とにかく、ここのPC環境はなかなか良さげです。
つづく。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:18.0 mm
絞り:F3.5
シャッタースピード:1/500 秒
ISO感度:200
フォトショップCS2で水彩画風に加工

2008年9月8日月曜日

他大学での受講 環びわ湖大学コンソーシアム


立命館BKC。
こうしてみると、キャンパスと言うより町に近いようにも見えてくる。
恵比寿のガーデンプレイスとまでいうと大げさだが、整った景観だ。
9月も初めでまだ夏休み中と思うが、学生は結構な数歩き回っていた。

他大学でも受講できる!環びわ湖大学コンソーシアム
さて、龍谷大学所属である自分ことKが、なぜ立命館大学のキャンパスにいるのか。
決して、用もないのに侵入しているわけではない。
今日から立命館大学の夏季集中講義「情報とメディアの実学」を受講しているのである。

「他大学の受講ができるわけ…」
ところが、正規にできるのである。
環びわ湖大学コンソーシアムという組織があって、加盟している大学の一部の講義が受講でき、単位も互換できる制度があるのだ。

実は、去年もこの制度を利用して近場の大学へもぐりこんでいた。
立命館BKCの夏季集中講義「近江学研究入門」。
滋賀大学大津キャンパスで後期にあった「近江とびわ湖I」。
どちらも面白かったので、今年もまた受講してみたわけだ。

そういえば2年前、うちの学科の講義「取材と編集」でも、単位互換生が一人乗り込んできていた。
あの人、一生懸命受講していたなあ…。


順調に単位を取得していれば3~4回生は多少時間に余裕がある。
ブログを見ている滋賀の大学生がいたら、こういった制度で冒険してみるのも、結構面白いと思う。
他大学のキャンパスや講義、学生、食堂もろもろの様子も知ることができるし。
今の環境に飽いたりしていたら、他大学に乗り込むのも悪くない。


もうちょっとサイトの情報、新しくなりませんか
環びわ湖大学コンソーシアム。
お世話なっているし、大変ありがたいです。

その上であえて苦言を…。
環びわ湖大学コンソーシアムのサイト
とても見やすくキレイなのだけれど、少々情報が古いところもある。
今月末9月27日(土)に開かれると書かれている「2008びわ湖学生Festival」の情報は新しい。
だが、肝心の講義一覧がいまだに2007年度のままなのである。
環びわ湖大学コンソーシアムで他大学の講義を受講する場合、ほとんど年度の最初、春に申請を済ませねばならないのに、である。

まあ、冊子形式の受講案内が各大学には置かれているとは思うのだけれど…。
せっかくサイトがあるので、こちらにも反映していただくと、学生たちにとってもより使いやすくなるのではないでしょうか。


一方、これまた龍谷大学も入っている大学コンソーシアム京都というものがある。
こちらの制度も利用したことがあり、サイトも使ったことがある。
使いやすく、情報も豊富だったので紹介しておこう。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:18.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/1250 秒
ISO感度:200

びわ湖検定、試験会場は立命館BKC


今日、夕方前の立命館びわこ・くさつキャンパス(通称BKC)。
朝から昼にかけては雲が多かったのだが、それ以降は気持ちいい秋晴れ。
青!青!ドコを見ても青!
首筋をなでていく風も、サラリと乾いていて心地いい。
夏のにおいはどこへやら。


さて、今秋2008年始まる「びわ湖検定」。
第一回目の試験会場は写真の立命館大学BKCらしい。
申し込み開始は10日からだそうだ。

読売新聞
滋賀の知識力 腕試しを びわ湖検定 10日受け付け開始

京都新聞
びわ湖検定は11月30日 草津の立命大で


IPAの情報処理技術者試験や、TOEICなど、ここである資格試験は多い。
滋賀で資格取得する学生は訪れる機会もあるのではなかろうか。
まあ、広い。
交通の便はうちの大学とさほど変わらないだろうけれど。
外部の人がキャンパスに入ってくる機会が多いと、当然宣伝効果もあるだろう。


ちなみにこの試験。
当ブログのライターshu-jiが検定の本を買って勉強をしていたので…。
彼はおそらく受けるのだろう。
そういえば瀬田キャンパス内の書店にも、検定の本が置いてあった。

shu-ji見事合格か。
はたまた紅葉のごとく散ってくれるか。
体をはったレポートを、乞うご期待。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:26.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/1000 秒
ISO感度:200

2008年9月7日日曜日

ある朝の世間話


早朝に友人と瀬田を散歩していると、犬を連れたご婦人に会った。
自分も実家でも犬を飼っているので、ちょっとばかり立ち話。
おとなしくかわいい犬。
写真を撮らせてもらう。
「いいカメラね。写真プリントしてくださいね。わたし携帯でしか撮らないから」
OK、了解しました。


散歩して、世間話して。
なんか、これって、住人っぽいやりとりだなあ。
いや、自分も3年半住んでいるのだけれど、こんなことって、あんまり、なかった、ような?
ちょっと嬉しいような、照れくさいような。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:70.0mm - 300.0mm (F4.5 - 5.6)
焦点距離:70.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/200 秒
ISO感度:200
トリミング

この道わが旅13 雨乞いの石


●徒歩!琵琶湖一周の旅 3日目(8/15)

二ツ石大明神、と言って雨乞いをしていた社らしい。
鳥居の向こうに置いてある岩が二つ。
少々沖合いに、それと同じような岩が二つ沈んでいて、渇水になると現れるらしい。
昔は今以上に、命と直結した、それを人々も実感していた、水との切実な関係があったのだろう。

近い水と遠い水。
自分も嫌いではない考え方。
琵琶湖を一周歩いて、人々が水辺に集まってくるのはこの体で理解できたように思う。

一方で、
良くも悪くも琵琶湖中心なんだよね
という、今年最初あたりに地元学生から聞いた言葉も耳に残っている。
「滋賀は琵琶湖となると結束が強いが、地域間の繋がりが薄い」
という、新聞記者の視点も、以前記事で見た。


はたして、現在琵琶湖に集まってきていた人々の理由は、生命の維持に直結するものであったかというと、そうではなかったように思う。
少なくとも自分が見た限りでは。
楽しんだり、出会ったり、癒されたり…といったような、精神的充足を求めるところが大きくはなかろうか。
このあたりも、ずっと歩きながら考えていたのだった。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:18.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/1250 秒
ISO感度:200
トリミング

2008年9月6日土曜日

醒ヶ井の梅花藻

醒ヶ井のバイカモ。藻から梅のような花が咲くことから、梅花藻と呼ばれている。ここを訪れた7月下旬はまだチラホラとしか咲いていなかったが・・・。

近い水と遠い水
バイカモはきれいな水にしか生息しないため、その管理が大変そうだ。しかし、醒ヶ井周辺の川の水の綺麗なこと。透き通っていて、しっかり底が見える。そこで遊ぶ子供たち、こうやって川で遊ぶことが、無意識に水の大切さを知ることになる。滋賀県ではホタルを守る取り組み、バイカモなど、水と生活が密接に結びついた地域が多い。水の存在が頭にあるうちは、びわ湖は安泰じゃないでしょうか。

2008年9月5日金曜日

この道わが旅12 何のために?


●徒歩!琵琶湖一周の旅 3日目(8/15)

近江今津に向けて歩いていく。
背中に照りつける太陽。
ふとももから足の腱にかけてのあたりが容赦なく焼けていき、肌がつっぱっていく痛みは激しい。
鎮痛剤は左、比良の緑と、右の琵琶湖と空の青。
歩け歩け。


何のために?旅に出る
引き続いて、琵琶湖を歩いた人たちを検索した結果。

75歳のおじいちゃんが徒歩琵琶湖一周を達成したという、中日新聞記事のキャッシュがあった。
愛荘町の農業をしているおじいちゃんらしいのだが、一日平均47キロで歩き、予定の一週間を短縮して歩ききったそうだ。
しかも草鞋で。
おそろしや、農家の力。

自分の片方の祖父母も、農家だ。
もう片方も兼業、というかライフワーク?趣味?で長く農業をやっている。
身近でできた美味しい米、野菜、肉を食べて育った。
時々草むしりや、水やり、耕運機を走らせたりして手伝ったが、これがハードだったのをよく覚えている。
農家のじいちゃんばあちゃんたちの体力は侮れない。


あとは、一輪車で琵琶湖を一周した人たちがいるという情報や、こちらはまた後日紹介しようと思うが、女性で琵琶湖を歩いている人がいたらしい、という変わったネタがひっかかったくらいだった。


これら歩いた人々は、何のために歩いていたのか。
普通に暮らしていればやらなくてもいい、体をはった挑戦をするのか。
琵琶湖を選んだ理由。
そして歩いたあと、どんな生活に戻っていったのか。
人生にどんな影響があったのか、

ユースホステル部の大学生3人。
退職したあとのおじいちゃん。
歩いた経験のありそうな社会人。
農家のおじいちゃん。
なかなかに変わっていそうな女性。


実際に会ったこともない達成者たちに、しばし思いをはせる秋の夜。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:55.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/1600 秒
ISO感度:200

2008年9月3日水曜日

この道わが旅11 生活の中の旅人


●徒歩!琵琶湖一周の旅 3日目(8/15)

針江の川端(かばた)。
湧き水でスイカが冷やされている。

検索してみると、この針江の川端が有名になったのは数年前のNHKの番組が原因らしいことがわかった。
放送をきっかけに観光客が増えたそうだ。
なんでも今年6月にも再放送があったとか。

針江にたどり着く前、見当違いの場所を探していて、何人かの地元の人に道を聞いてみた。
みんな丁寧に説明してくれる。
徒歩での琵琶湖一周出発前、環境問題に興味のあった先輩から針江のことを聞いただけで、前情報無しに訪問してしまったが…。
事前の見学申請は要ったのだろうか、気になるところだ。

こういったマスメディアの影響で、普通の生活をしている場所に観光客が急に押し寄せ、住民が不安がるという事例はいくつか知っている。
瀬戸内の尾道なんかは、暮らしの風景の中に観光客がいるのが当たり前になっているようだったが、最初は針江のように戸惑わなかったんだろうか。
針江の人たちは観光客案内のシステムを組み、住民の不安解消をはかり、受け入れ態勢を整えてきたようだ。
徐々に住民・旅人両方に経験値がたまってきたのか。
針江生水の郷委員会」。
特別顧問には、最近写真展も開かれメディアにもとりあげられている、里山写真家の今森光彦さんの名前もある。


ひとつ気がついたのが、意外な新しい雰囲気の建物。
国道161号線をはさんで西側の、川端のある古い町並み。
琵琶湖に近い東側、広い田んぼと古い民家の中に、新しい家がある区画がいくつか。
先日の産経の記事によれば、主に人口が増えているのは滋賀県南部とのことだが、ここはどうなのだろうか…?


針江生水の郷委員会
http://www.geocities.jp/syouzu2007/index.htm

MSN産経ニュース
滋賀県の人口、140万人突破


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:55.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/10 秒
ISO感度:200

「tenki.jp」ユーザー参加型天気サイトに


9月1日、日本気象協会のお天気サイト、「tenki.jp」が大幅にリニューアルしたのだが、ユーザー参加型のサイトに生まれ変わっていた。
結構面白そうだ。


tenki.jp。
気象庁の外郭団体、日本気象協会が運営するお天気サイトである。
アクセスしてリニューアルに気づいていたのだが、2日付けの産経エクスプレス紙面にも小さく記事が載っていた。

これまでのように普通に天気予報を見ることができる。
リニューアルして、見やすくなっている。
見たい地域の天気までのクリック数も減っているし。
動画のように天気の経過を見れたりとマルチメディアな感じも強まっている。


みんなの気持ち+写真投稿
が、今回のリニューアルで一番驚くのは、利用者が参加できることだろう。
MixiなどのSNSのように、ユーザー登録するとコメントや写真を投稿できるのだが、それがサイトの前面に出ているのである。

画像は、滋賀の天気ページを表示したものだ。

画像の中ほどに「みんなの気持ち」という欄があるのだが、これは登録ユーザーが今日の天気に関してつぶやいたコメントを集めたもの。
ちゃんと天気を見ている地域ごとに分けられている。

さらに、下にある写真だが、ユーザーが投稿したその地域の写真が表示されるようになっているのだ。
みんな、空や雲、虹…中には災害の被害の様子まで、思い思いに投稿している。
コメント欄や評価機能もついており、コミュニケーションがはかれるようになっている。
みんながウェザーフォトグラファー、というわけである。


自分も、瀬田エクスプレス写真展で展示した写真をいくつかアップしてみた。
画面の下にも表示されている。
すでに何件か評価が来ていて、ちょっとうれしいかも。
これも一種の地域ジャーナリズムになるのか。


天気はみんなが気にする共通の話題。
お天気サイトにユーザー参加を持ち込んでくるのは…正直びっくりだ。
それをお役所の関係団体がやってくるのだから、さらに驚き。意外だ。

「今日は暑いですねー」
といった単なる社交辞令だった挨拶も、
「いや実は昨日のゲリラ豪雨の写真が滋賀の天気のとこにアップされててねー、すごかったよ」
みたいに、ちょっと進化してくるかもしれない?


関連記事:
マイコミジャーナル
皆藤愛子も愛用「繋がるのがうれしい!」 - 「tenki.jp」がリニューアル

2008年9月2日火曜日

羽が生えたように


今朝、午前六時。
矢橋帰帆にて。

昆虫に詳しくないので細かい種別まではわからないが、イトトンボと思われる。
一組、草むらの中を小さな羽を一生懸命バタつかせ、ヒョイヒョイと飛び回っていた。

羽が生えたように
徒歩の琵琶湖一周から帰って、二輪車に乗ること数度。
今朝は、スタンドのオジチャンが言うにはリッター3円ほど安くなったというガソリンを瀬田で入れ、ふらりと朝の風景を撮りに出た。

ちょっと気取った二輪車の話や、昔語りなんかで

「バイクに乗ると羽が生えたように~~~」

なんてキザったらしいセリフを、あなたの周りのバイク乗りから幾度と無く聞いて、耳にタコができたりはしていないだろうか。

自分も、そんな大げさな…と、ここしばらく、そんな人たちをニヤニヤ見ていた。
だが、しかし。
琵琶湖を一周歩いてみて得た、距離の実感。

あんなに苦労して歩いていた道。
あっという間に。
本当に飛んでいるように風景が流れていく。

そういえば、いつか免許を取って初めて公道に出たとき…。
自転車とのあまりのスピードの違い。
あんなに必死にこいで上がっていた坂をらくらくこえれるその力。
父の運転する車でしか来たことのなかった、遠く山奥にまで行けた感動。

本当に羽が生えたような気持ちになったのを思い出したのだった。


カメラ:D40
使用レンズ:70mm - 300mm
Photoshop Elements2.0でトリミング、明るさ補正

2008年9月1日月曜日

この道わが旅10 投げっぱなし


●徒歩!琵琶湖一周の旅 3日目(8/15)

三日目。
二日目の夜遅く、やっと大津市をこえ、高島市に入っていた。
安曇川の道の駅「藤樹の里あどがわ」で一眠りしたあと、歩き出す。
新旭の針江地区で、生活に密着した水路「川端」を見た。

前日に誰か子供が遊んでいたのか、投げっぱなしにされていた浮き輪。
ここは「川端」で有名な場所だが、人々が普通に生活する場でもあることがわかる。
午前9時、夏休みの子供たちの元気な声が、家の中からは聞こえていた。


投げっぱなし?安心実現
先ほど、突然福田首相の辞任会見が開かれた。
先月、内閣改造し「安心実現内閣」を立ち上げたばかり。
正直、驚いている。
記者の質問からは、この浮き輪のように投げっぱなしと見られている様子が伺われる。
街角でのインタビューもだいたいそうだ。

自分としては福田さんを報道での印象を全部信じて一方的に非難はしたくないのだが、最後首相が、中国新聞(広島にある新聞社)記者からの質問に対し

「あなたとは違うんです!」

と激しく怒ったのは、国民に良い印象を与えていないのは間違いない。
質問内容がどうあれ。


偶然にも、針江地区で問題になっているようだったのが、「安心」だった。
自分のように「川端」を見に来る人が、周囲の家族や子供たちに不安を与えることがあったらしい。
この針江に客人がふらっと訪れても、そんなに不安がらないですむような世相になればいいとは思うが…。

安心実現は、投げっぱなしになってしまったのだろうか。

この道わが旅9 いいね湖西線













●徒歩!琵琶湖一周の旅 2日目(8/14)

引き続き大津市志賀。
このあたりになると、もう同じ大津市でもまったく風景が違っている。

湖西線。
車両の足元まで見える素敵な高架レール。
鉄道マニア、通称「鉄ちゃん」が滋賀を好む理由のひとつだろうか。
少々古めの車両も風景に溶け込んでいる。
今年だったか、タモリが笑っていいとも!で滋賀出身ゲストが来たときに「湖西線いいね」と発言していたらしい。

突然の夕立に、この高架に何度も助けられた。
このあたりのレールはほぼ湖岸に沿っているので、電車の写真を撮る場合も琵琶湖を一緒にフレームに入れることもできる。
橋脚に工事中の箇所がいくつかあったが…。
地震対策か何かだろうか。

小さい秋みーつけた2


同じく、実る稲穂をマクロで。コンパクトカメラの長所は、こうしたマクロ撮影が手軽に出来ること。僕のG7は最短でレンズ先端から1cmまで寄れる(ピントが合う)ので、重宝します。一眼レフのようなボケは期待できませんが・・・。

この道わが旅8 掘れば命の泉湧く


●徒歩!琵琶湖一周の旅 2日目(8/14)

志賀某所で分けてもらった庭先の湧き水
あのときはペットボトルがちょうど空になったところで、おおいに助かった。
「コーヒーいれて飲むと美味しいのよ、コレ」
おお。天然水コーヒー。

なんでも湧き水と言っても、飲めるものと飲めないもの、色んなものがあるらしく。
近場でも鉄分が多く、選択に使うと白物が黄色になってしまう湧き水もあるとの話だった。


旅の成功と飲料水の確保
当たり前かもしれないが、夏場に歩く旅をするときは、常に水は切らさないということ。
場合にもよるが、比較的人里が遠くないとき。
メインに2Lペットボトル、予備非常用に500mlくらいのスポーツドリンクは常備したい。

水が切れてしまったときの
「まあ、ちょっと歩けば自販機か何かがあるだろう」
は、外れやすい。
そんなとき絶望的な気分にならないために。熱中症にならないために。

今回、初日に塩飴を調達しておいたのも良かったかもしれない。
塩系のお菓子も流行っているし、中には熱中症予防の実用性をうたっているものもある。
オススメ。

水分確保の重要性。
と、言っても、それを痛感したのは旅の後半だ。
湖西の湖岸は、まだいい。
このあたりのメインの幹線道路国道161号線沿いには、ドライバー向けのコンビニや商店が結構ある。
水泳場やキャンプ場もたくさんあり、自販機での水分補給には事欠かない。
湖東側の湖岸沿いは、国道8号と離れていることが多く、なかなか水分補給のタイミングが難しい。


嘉田知事がうちのキャンパスにきたとき
「湖北の水は普通に水道の基準をクリアしていて、足りないのは塩素くらいなんです」
と、発言していた。
著書の中では、湖底のきれいな水をくみ上げて小学生に飲ませようとしたら、
「汚い」
から嫌がる、といった男の子が多くいたという記述があった。
女の子のほうが気にしなかったとか。
水との心理的距離を語る部分だったと記憶している。


でも、やっぱりそのまま飲む気には…。
まあ、泳いでいると口に入ったりもするんだけれど。
いつか琵琶湖の湖岸に口をつけてガブガブやれるときがくるんだろうか。

というか、昔の旅人はそうやっていたのかしらん。
今のように容器も発達していない時代。
乗り物だけの話ではなく、同じ徒歩でも、こういった生命維持の部分で旅の速度は上がっているんだろう、と感じる。