2008年9月1日月曜日

この道わが旅8 掘れば命の泉湧く


●徒歩!琵琶湖一周の旅 2日目(8/14)

志賀某所で分けてもらった庭先の湧き水
あのときはペットボトルがちょうど空になったところで、おおいに助かった。
「コーヒーいれて飲むと美味しいのよ、コレ」
おお。天然水コーヒー。

なんでも湧き水と言っても、飲めるものと飲めないもの、色んなものがあるらしく。
近場でも鉄分が多く、選択に使うと白物が黄色になってしまう湧き水もあるとの話だった。


旅の成功と飲料水の確保
当たり前かもしれないが、夏場に歩く旅をするときは、常に水は切らさないということ。
場合にもよるが、比較的人里が遠くないとき。
メインに2Lペットボトル、予備非常用に500mlくらいのスポーツドリンクは常備したい。

水が切れてしまったときの
「まあ、ちょっと歩けば自販機か何かがあるだろう」
は、外れやすい。
そんなとき絶望的な気分にならないために。熱中症にならないために。

今回、初日に塩飴を調達しておいたのも良かったかもしれない。
塩系のお菓子も流行っているし、中には熱中症予防の実用性をうたっているものもある。
オススメ。

水分確保の重要性。
と、言っても、それを痛感したのは旅の後半だ。
湖西の湖岸は、まだいい。
このあたりのメインの幹線道路国道161号線沿いには、ドライバー向けのコンビニや商店が結構ある。
水泳場やキャンプ場もたくさんあり、自販機での水分補給には事欠かない。
湖東側の湖岸沿いは、国道8号と離れていることが多く、なかなか水分補給のタイミングが難しい。


嘉田知事がうちのキャンパスにきたとき
「湖北の水は普通に水道の基準をクリアしていて、足りないのは塩素くらいなんです」
と、発言していた。
著書の中では、湖底のきれいな水をくみ上げて小学生に飲ませようとしたら、
「汚い」
から嫌がる、といった男の子が多くいたという記述があった。
女の子のほうが気にしなかったとか。
水との心理的距離を語る部分だったと記憶している。


でも、やっぱりそのまま飲む気には…。
まあ、泳いでいると口に入ったりもするんだけれど。
いつか琵琶湖の湖岸に口をつけてガブガブやれるときがくるんだろうか。

というか、昔の旅人はそうやっていたのかしらん。
今のように容器も発達していない時代。
乗り物だけの話ではなく、同じ徒歩でも、こういった生命維持の部分で旅の速度は上がっているんだろう、と感じる。

0 件のコメント: