2008年9月7日日曜日

この道わが旅13 雨乞いの石


●徒歩!琵琶湖一周の旅 3日目(8/15)

二ツ石大明神、と言って雨乞いをしていた社らしい。
鳥居の向こうに置いてある岩が二つ。
少々沖合いに、それと同じような岩が二つ沈んでいて、渇水になると現れるらしい。
昔は今以上に、命と直結した、それを人々も実感していた、水との切実な関係があったのだろう。

近い水と遠い水。
自分も嫌いではない考え方。
琵琶湖を一周歩いて、人々が水辺に集まってくるのはこの体で理解できたように思う。

一方で、
良くも悪くも琵琶湖中心なんだよね
という、今年最初あたりに地元学生から聞いた言葉も耳に残っている。
「滋賀は琵琶湖となると結束が強いが、地域間の繋がりが薄い」
という、新聞記者の視点も、以前記事で見た。


はたして、現在琵琶湖に集まってきていた人々の理由は、生命の維持に直結するものであったかというと、そうではなかったように思う。
少なくとも自分が見た限りでは。
楽しんだり、出会ったり、癒されたり…といったような、精神的充足を求めるところが大きくはなかろうか。
このあたりも、ずっと歩きながら考えていたのだった。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:18.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/1250 秒
ISO感度:200
トリミング

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