19日、瀬田キャンパスでの嘉田由紀子知事講演会の様子。
この日は、知事の任期4年の、ちょうど折り返し地点だったらしい。
講演の中で、滋賀県の長所を述べる知事。
以前もお伝えした、人口あたりの学生数の多さ。
県民一人あたりの図書館書籍貸し出し数一位。
県別の潜在成長率の高さが全国一。
狩猟から情報までの文化が積み重なって地層のようになっている土地柄。
などなど。
「若いみなさん。滋賀で就職して、結婚して、子育てをしてください」
と、締めくくっていた。
探検してみよう
中で、情報発信に関する言及も。
関心を持って、つながりができて、現場へ行って、発信する。
そこからうねりと仲間が生まれる。
「探検、発見、ほっとけん、です」
と知事。
あわせて、京都大学在学中に探検部に入ろうとして、女人禁制だったために入部を断られたエピソードを披露。
後に知事はアフリカに行ったり、アカデミックな社会の外に出たり、琵琶湖の現場を研究したりと、探検をすることになる。
滋賀と瀬田エクスプレス
これは、自分やshu-jiなど、このブログのメンバーの多くが所属する、社会学部コミュニティマネジメント学科のアプローチとも重なる部分がある。
瀬田エクスプレスは、学科の活動を基盤として出発している。
一部による発信ではなく、社会に参画するものみんなが、書いたり、表現することで、観察力を養い、問題を掘り起こし、解決していく。
さながらオープンソースソフトウェアの開発のように。
以前、株式会社はてなの近藤社長が言っていた
「もっとみんなブログをやって欲しい」
とは、そういったみんなが参画できる社会にしたい、といった意味ではなかったのだろうか。
と、自分は勝手に思っている。
何はともあれ、今後の嘉田知事の動きにも注目していきたい。
余談:
当日配布されていた講演会のプログラム。
大津市長「目片信」氏の名前部分が「目方信」となっていた。
誤字脱字は、よくあることとは言え、注目を浴びる講演会なだけに、ちょっと…。
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