2008年7月20日日曜日

自分の事として、考えましょう。



7月19日龍谷大学が瀬田に来て20年記念イベントで、嘉田由紀子滋賀県知事の講演が、瀬田キャンパスにて開催された。

知事は、さすがに元大学教授だけあって、話がとても上手い。1時間30分足らずではもったいない内容の講義だった。講義の後、知事と少しだけ話す機会もあって、名刺交換もさせていただいた。瀬田エクスプレスが知事にも知られてしまった。


講演の詳細は、そのうちK記者が書いてくれると思うので、僕のほうからは1点だけ気になったところを。

「昔は飲めた琵琶湖の水、川の水。昔といってもそんな遠い話ではない。なぜ水が汚れてしまったのか?それは、人がその水の管理を行政に任せてしまったからだ。つまり、『近い水』が『遠い水』になってしまったから、水に関心を持たなくなったから、水が汚れた。」

知事は、こう仰られた。

この発言は真理を衝いていると思う。そして、水の問題だけでなくて、現在起こっている様々な問題はこの「無関心」に起因する。日本人って、権威に弱いから、その人任せになってしまう。行政や官僚だけでなくて、民間にもこうした傾向がある。

「この国の主人公は国民です。では、この国の最終責任者は?天皇陛下でも、内閣総理大臣でもなくて、ごく普通の、国民ひとりひとりです。」

僕が尊敬する、青山繁晴さんがよくいう言葉だ。

「だから、ひとりひとりが自分の頭で考え、役人や政治家に考えてもらおうとはしない。自分の考えたことを役人や政治家に実践させようとし、その結果は、役人や政治家だけに押し付けてよしとするのではなく、われらが最終的に負う」 (引用:日中の興亡 PHP研究所)

自分たちも身の回りのことにもっと関心を持って、自分の頭だけでなくてココロとカラダで考えていかなくてはならない。それが社会を変えることになる。

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