2008年7月18日金曜日

望月成晃、社会へのグーパンチ

望月 成晃(もちづき まさあき)
プロレスラー/DRAGON GATE所属
1970年東京生まれ。
得意の空手技を駆使したファイティングスタイルでDRAGON GATEのトップレスラーとして活躍中。
優勝暦はKING OF GATE 2006、インターナショナルジュニアヘビー級王座、EL NUMEROUNO 2001などがある。
得意技は三角蹴り、最強ハイキック、ドラゴン・スープレックス・ホールド。
(講演会パンフレットより引用)


空手からプロレスに入った望月氏。
先日あった試合の映像を流しながら、日々の活動と感じていることについて語った。

「この日ね、実はベルトを忘れちゃって。誰かに奪われた!とか言っても良かったんだけど、正直に言いました。あとでネットなんかで『どうせ忘れたんだろ』とか書かれますしね」
と、会場の笑いをとる望月氏。
すかさず
「いや、これも本当の話かどうかわからないですよ、みなさん」
と返す司会者。

司会の社会学部学会小西くんによると、望月氏はDRAGON GATEにあっては珍しいタイプのレスラーらしい。
飛んだり跳ねたり、派手な動きの多いイメージがDRAGON GATEにはあるそうなのだが、望月氏は質実剛健タイプなのだそうだ。
会場の前の大スクリーンでは、望月氏の技が炸裂している。
ラストは、マットに沈め、カウントギリギリで復活した相手を、グーパンチでのしてふたたびマットへ。
そして3カウント!
フィニッシュの「グーパンチ」表示に、講演会場は大いに沸いていた。

話は、現実社会の虚と実の話へ。
「『プロレスなんて八百長だろ』って言われることもあるけど、それを「そんなもんだ」と自分たちで諦めちゃったら本当にダメになる。だからがんばる」
と望月氏は熱く語っていた。

質問コーナー。
「DRAGON GATEに入りたいんです!」
といったファンの女の子に対しても丁寧に返答していた。
また、
「朝青龍のようなヒールの登場によって相撲人気が復活しているようですが、プロレスではどうですか?ヒーローは?」
という質問も。
「朝青龍の場合は、まずヒールの登場によって、対するマスコミへのバッシングとか、対抗馬としての横綱が出ている。まず、ヒーローあってのことではないから、単純に相撲人気とはちょっと違うのかもしれない」。
と分析していた。

ヒーロー不在。ヒールの時代。
これは的を射た現代社会観ではなかろうか。


自分はプロレスは生で見たことが無いし、これまで興味も薄かったのだが、ちょっと興味をひかれる内容であった。

次回は二人の対談から見えた、虚と実の入り混じる現代社会についてをお届けする。

最後、プロレスラーのパワーを体感する学生A。
「あんまり本気出すと怪我させるし、手加減しすぎると『レスラーってこんなもん?』と思われるから、難しいんだよねー」
と望月氏。
とってもイイ音がしていた。


参考
望月成晃の「モチヅキステーション」
ブログに講演会の感想もある。
質問時間での学生の好奇心の旺盛さには、喜んでもらえていたようだ。
学内での会にいくつか出たことがあるが、今回のように質問時間が足りなくなる、ということは無かった。
そういう意味では、内容は濃いものであったと言えると思う。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:70.0mm - 300.0mm (F4.5 - 5.6)
焦点距離:170.0 mm
絞り: F5.6
シャッタースピード: 1/50 秒
ISO感度:1600

1 件のコメント:

shu-ji さんのコメント...

この写真はやばいwwwキックが炸裂しとるww