2008年8月14日木曜日

優しいおすそわけ

2Lのペットボトルもからになった昼。
志賀を歩いていると、
「お兄さん、冷たい湧き水があるよー」
と少し遠くからお姉さんの声が。

庭先の湧き水を分けてくれた。
これが冷たく美味しい。
比良山地から流れてきたものだろうか。
14度くらいらしい、とお姉さん。

どこからきたの?
瀬田ってわかりますか?
歩いてきたの!?
この湧き水、口コミで広まっちゃって遠くから汲みにもくるのよ。

ありがたい。
水分的にも補給されたけれど、それ以上に人との会話が元気をくれる。
暑さ、孤独と、しばらく戦えそうだ。

こういった予想外の交流が面白い旅になりそうだ。
沢木耕太郎が深夜特急のコラムで書いていた。
先進国の都市では他からのアプローチが少ない。発展途上の国だと、ハプニングや何かが向こうからやってくる楽しさがある、と。
同じ日本とはいえ、都市部と田舎ではやはりこのあたり違う。
都市では自分の選択いかん、田舎では自分意外の何かと半分くらいはとけあうような、そんな感じだ。

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