びわ湖大津経済新聞。 滋賀県の情報をいろいろと検索していたら、このホームページを見つけた。実は、滋賀県には日刊の県民紙がない。そんな滋賀県で、新聞を始めたこの会社に興味を持ち、取材を行った。いろいろと面白い話を聞くことができたので、これからの取材などにも生かせると思う。
まず、名前の由来だが、当初の予定では、「大津経済新聞」という名前だったのを、大津だと日本のどこかピンとこない人もいるだろうから、びわ湖大津経済新聞という名前にしたそうである。びわ湖から日本を盛り上げて行きたいという思いもあるようで、これからは環境的な記事も書いていきたいという。
びわ経新聞は、トールクロスという会社が運営を行っている。従業員はこちらの業務を行いながら、新聞記者として取材活動もされている。立ち上げることが決まった3月から、実際にスタートする6月までの間は相当大変だったようだ。現在の記者数は二人ということなので、瀬田エクスプレスと大差がない(笑)現在、学生ボランティアを募集中とのことだ。
記者クラブには入らずローカルな街ネタを独自に取材し、記事にし配信する。
これが、この「みんなの経済新聞ネットワーク」の特徴とのことだ。
驚いたのが、この新聞社そのものは利益を上げることを目的としていないということ。oh my news japan の廃刊が決まるなど、シビックジャーナリズム、地域ジャーナリズムはカネにならないのかもしれない。
ただ、記事を書くことによる効果は確実にある。ちっぽけなことかもしれないが、自分たちもそれを実感している。
地域ジャーナリズムは難しい取り組みではあるが、これからも地域に根ざした報道ができるように頑張って欲しい。僕らももっと頑張らないと。
3 件のコメント:
株式会社であれば出資者に対して利益を追求しなければならないが、日本では社員中心だとか株主軽視が残っていて未だに企業は利益を追求しないとかいっている。利益を追求すること自体が社会貢献と同じ意味を持つように調整するのが経営者の仕事でもあると思う。大それたことを言いました
kitahashi氏
うーむ、企業はもちろん利益を追求すべきだが、利益をあげている企業が優良企業とは限らないと思う。例えばT社のような、期間工や派遣をコキ使って目先の利益のみ追求するのはどうかと思う。
またジャーナリズムにおいて、利益を求めることが正しいのかどうかは意見の分かれるところだろう。
個人的に、資本の論理で動く新聞社(日本のほぼ全ての新聞社)は信用できませんな。常に疑いをもってみることが必要だと思います。
お、オモシロそうな話してる。
shu-jiの書いてるように、「びわ湖大津経済新聞」は、「みんなの経済新聞」のひとつ。
これは「シブヤ経済新聞」から始まった、フラットなネットワークなんだそう。
http://minkei.net/
直接的に利益は出ないように見えるけど、社員の教育や本業への良い影響が期待できるみたい。
取材によって人脈作ったり、周囲の情報に敏感になることが利益につながるのかな。
自分もまだ詳しくは知らないんだけれど。
副業のジャーナリズム、と言っては語弊があるかもしれないけれど。
本来日常的にみんなが気づき、調べ、考えるべき社会のことを、一部プロに任せがちだったこれまで。
だから、逆にこういった地道な行動がで利益を生み出す可能性があるのかもしれない。
世界的にも大きな報道機関でも「何で食っていくか」が大きな課題になっているそう。
ジャーナリズムそれそのものを飯の種にしようとすると厳しくなるのかな。
なんて個人的には見てます。
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