写真は、ちょうど一年前8/14の瀬田の唐橋。
このときもここを起点に二輪車で琵琶湖一周した。
着替えは三日分。
野宿はするかわからないが、寝袋も持った。
カメラに三脚。
地図も準備。
琵琶湖一周約250キロ。
瀬田からなら、ちょうど広島県に入るあたりの距離だろうか。
「およそ何の意味もなく、誰にでも可能で、それでいて誰もしそうにないことをやりたかった」
沢木耕太郎が、著書の中でデリーからロンドンにバスを乗り継いで向かう理由(もしくは、仕事から離れる口実?)を述べているところ。
沢木耕太郎著、『深夜特急2』175頁、新潮社より。
だから、というわけでもないのだが…。
琵琶湖一周。
自転車や自動車、電車など乗り物を使っての一周はよく聞く。
自分も二輪車や車での一周は何度かやっている。
では、徒歩でやっている人はいるのか。
ネットで検索をかけてみたところ、数回~十数回に分けて歩く人は結構いるようだ。
周囲を線路が取り囲んでいるので、そういったこともやりやすいのだろう。
だが、一度に歩くとなると、あまりかからない。
誰にでも可能で、それでいて誰もしそうにないこと。
歩ききれば、ちょっとは満足できるだろうか。
そんな旅立ちの日の、岩波書店のページ、「きょうの名言」。
地上をあまりいい気になって濶歩(かっぽ)するでない。
別にお前に大地を裂くほどの(力がある)わけでもなし、高い山々の頂上まで登れるわけでもあるまい。
『コーラン』(中)
……。
あんまり、いい気にはならないでおこう。
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