22日、現代GP採択プロジェクト大津エンパワねっとのフォーラムが開催された。
その名も「地域づくりって何だろう?」。
部屋は満員で、100人弱と言ったところだろうか。
写真は、昔の学園通りのスライドを解説されている瀬田東住民の高橋さん。
一番印象に残った話が、ゲストでタウン誌を作られている南野さんのお話。
「ひとり住まいのお年寄りは新聞を取るの。前日の新聞が残っていたら、何かあったって、配達員の人にわかるでしょう?新聞が社会との接点なの。中には集金中にご飯をごちそうになって、なかなか戻ってこない人もいるようよ」
昔、自分も配達をしていたこともあり、この話はよくわかる。
配達先でよくお年寄りに話しかけられたり、和菓子をいただいたものだった。
そのたびに、嬉しいような、どこか寂しい気持ちになったのを覚えている。
また、まちおこしボランティアなどの直接的な見返りを求めないような団体の運営にまつわる話も興味深い。
「良い加減」でやることが重要だという。
あまり最初からこだわりすぎると、継続しにくいという話だった。
納得だ。やるもやらぬもメンバーの自由なのだから。
そこから自己と周囲への良い厳しさを共有できたら理想だと、個人的には思う。
終了後、プロジェクトを知る3回生の女の子は、今日の話を聞いて「参加してみたい」と言っていた。
ある男子学生からは「地域の人、大学の先生は話してたけど、学生の話も聞いてみたい」という意見もあった。
確かに。学生は主に聞く側であったり、ボランティアで撮影を担当していたりする。
今後、学生の主体的な動きも求められるのではないだろうか。
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