2008年3月8日土曜日

滋賀刑務所、報道続く

石山にある滋賀刑務所に関する報道が続いている。

毎日新聞
暴行:男受刑者性、容疑で書類送検 滋賀刑務所内で今年2件目の事件 /滋賀
朝日新聞
男性受刑者が首つり自殺 滋賀刑務所

実は去年暮れ、ゼミでこの滋賀刑務所へ見学に行ったばかりである。

そのときもらったしおりによると、
敷地面積:61,202平方メートル
建物面積:9,387平方メートル
収容定員:706人
はじまり:1645年、徳川家光の時代にできた牢獄
収容されている囚人:26歳以上の男子。
「執行刑期8年未満の犯罪傾向の進んでいない受刑者(A級)を収容しています」
とある。

この段落は、メモ帳にとった走り書きから。
見学の時点では、滋賀刑務所は820人収容。
収容率110%とのこと。この数値は全国の刑務所の平均と同程度。
収容者の平均年齢は41歳で、最高は80歳くらい。刑期の平均は3年4ヶ月。
6~7人部屋に11人収容するなど、苦しい状況。
2002年あたりに4万8000人だった全国の収容人数が、2006年4月には8万人にまで増加している。
刑務所内の喧嘩が増えており、刑務所内の生活を続けるためにわざといざこざを起こすものもいるという。
おまけに、刑務官の数は減少傾向で、一人の刑務官は60~100人の受刑者をみているという話だった。

このように、日本の刑務所の状況は厳しい。
1人の受刑者にかかる税金は、月30万円。
見合う更正、作業は課している、とのことだった。
刑務官の仕事も、友人からの又聞きではあるが、まさに激務とのことだ。
今回の報道のように、受刑者の自殺もあるらしい。
また、出所しても社会に居場所を見つけることができず、犯罪を犯して戻ってくる事例もある。

上の写真は、南郷の旧瀬田川洗堰。
以前も書いたが、瀬田川洗堰の建設作業には滋賀刑務所の受刑者も関わっていた。
大学生は直接的には知ることが少ないであろうが、間接的には関わっている。

直接何ができるというわけでもないかもしれないが、書き残しておく。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

国家に背いた者たちには、地獄を見せてあげなければならない。まだまだ手緩い気がします。