2008年4月18日金曜日

グラフで見る瀬田の命

生きることは生涯をかけて学ぶべきことである。
そして、おそらくそれ以上に不思議に思われるであろうが、
生涯をかけて学ぶべきは死ぬことである。

セネカ『人生の短さについて 他二篇』

というわけで瀬田と命について。

ちょうど一年前、「『大・南大萱展』 瀬田のいまむかし」という展示会が大学で行われていた。

画像は、そのときに撮影した展示物のひとつ。
死没者の数が折れ線グラフで表されている。
(南大萱地区のものだったと思う)
赤い線は総数、青い線は子供。
江戸末期にはコレラの流行で死者が多い。
終戦間際に死者が多く、終戦直後は子供の死没者数が少ない。
このあたり世相を感じる。
徐々に総数が増えているのは人口増加からか。

その他様々なこの地区に関する情報を「南大萱資料室」というところでまとめているらしい。

また、瀬田新聞社には、このように取材したものの表に出していないものが結構ある。
日の当たっていないものは、ちょくちょく出していきたい。


死者といえば、このところ全国で硫化水素自殺が多発している。
滋賀県は比較的自殺の少ない県ではあるらしいが、起こってしまった。
瀬田川洗堰付近で、最近男性が自ら命を絶った。
現場は写真を撮りに行ったりしたこともある場所なだけに、妙な現実感がある。
これ以上続かないことを祈るばかりだが…。

毎日新聞
事件・事故:大津で硫化水素自殺 /滋賀
自殺志願者に電話で悩みを聞く… /滋賀
京都新聞
アパート浴室で硫化水素自殺か 彦根で男性
MSN産経ニュース
硫化水素自殺の情報削除を 京都府警がプロバイダーに依頼

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