2009年10月12日月曜日

鉄サミット 開催間近


この夏休み、龍谷大学の正門から下り正面の柵の向こうに、小屋が建てられました。
なかなかの存在感を出しているので、気付いていた方も多いんではないかと思います。
それではいったい何のための小屋なのか、ご存知でしょうか。

10月24日、その小屋がある一帯(文化ゾーン西端)にて、子ども鉄サミットというイベントが開催されます。
この小屋は、それに使用するための物なのです。
イベントの概要について詳しく説明すると長くなるので、要点だけ書いておきます。

この小屋がある傍には、“源内峠遺跡”という遺跡があります。
これは、7世紀後半~8世紀に初めて国営での大規模な製鉄を行ったという歴史を持つ貴重な遺跡です。
しかし、このような歴史は住民の中でもあまり知られていないのが現状です。

そこで登場するのがこの子ども鉄サミットというイベントです。
このイベントにおいて、当時の衣食住を体験し身近に感じる中で、歴史的遺産について学び、
瀬田という地への親しみや誇りを持つとともに、住民同士の交流を図ろうというのが大まかな趣旨となっています。

これは実際にこの瀬田に住む方々が企画・実行されているイベントですが、
大津市からも援助を受けながら開催される、なかなか大規模なイベントになるようです。
新聞やテレビでも宣伝がなされるそうなので、もしかしたら目に入ることもあるかもしれません。

さて、この子ども鉄サミット、気付いた方もおられると思いますが、開催日が龍谷祭の1日目と同日になっています。
立地的にもすぐ隣で行われているこの二つのイベント、当日は参加者同士の往来が発生することが望まれています。
もちろん学生も歓迎のようなので、時間が空いた方は是非ふらっと立ち寄ってみて下さい。

源内峠遺跡復元委員会(子ども鉄サミット主催者)
http://www7.plala.or.jp/seta-e/index.html


ここからは少し余談ですが、この子ども鉄サミット当日、
本来ならば文化ゾーンと龍谷大学の間にある柵が一時的にでも取り外されることが望まれていました。
これは、参加者の往来を作るならば当然無い方が良いようなものです。
ですが実際には今回それが実現することはないようです。

この柵は、いわゆる文化ゾーン駐車場問題というのでよく話題になる柵。
今回の件に関しては、学校側が撤去を拒んだという話です。
何度か報道されたこともあり、この問題に関しては敏感になっているんでしょうか。

しかし、今回のような場合をはじめ、
あの柵さえ無ければ良いハイキングコースになるのに、というような住民の声もあるそうで、
柵はない方が確実に大学と住民の関係作りには役に立つというのも事実だと思います。

柵がそのまま文化ゾーンと大学の関係を表してしまっている現状。
何度も、幾つも対策が取られてはいるものの、解決する様子はない文化ゾーン駐車場問題。
結局は学生のモラルに任せるしかない、という結論に達してしまうのもある意味頷けます。

ですが、やはり諦めずに何らかの形で解決を目指すことが必要ではないでしょうか。
これまで関心がなかった方も、この問題に関しては是非一度考えてみていただきたいです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

学生に大学の駐車場解放すれば問題解決!
お金のある教授や大学職員には、有料駐車場借りてもらえばいいんだよ。

ryosuke さんのコメント...

教授や職員云々についてはどうかと思いますが、
学生の自動車通学を正式に認めるというのも一つの方法ではありますね。

ただ、何故それを実行しないのかを考えると、
1.学生の自動車マナーへの苦情
2.周囲の生活環境の悪化
3.学生の自動車事故
4.大学周辺の渋滞・混雑
5.駐車スペースが足りない
あくまで推測でしかないですが、こんな感じの理由によるんじゃないでしょうか。

これを考えると、今以上に状況が悪化することも懸念されるので、
大学としてはそう簡単に認めたくはないでしょうね。