2009年10月17日土曜日
竜王戦二日目、藤井、村田解説。
写真:97手目に▲5三桂馬成を選んだ場合の変化。実戦では▲3五歩が指されたために現れることはなかったが、相当有力だったようだ。
BS放送が始まった。パタパタと手が進んだり、片方が長考したり、依然優劣不明の攻防が続く。藤井九段の願いもむなしく、相当難解な局面のようだ。ピンチヒッターとして大盤解説に呼ばれた藤井、NHKアナの「形勢判断は?」質問に「わかりません」しばらく杉本7段と駒を動かして、最後にもう一度聞かれたときも「わかりません」。
ただし、打ち合わせもなくスラスラと駒を動かして解説できるのはさすが。BS放送はこうして終了した。
17時30分頃から読売新聞の解説が始まる。藤井九段、村田女流が検討を始めた。
藤井「全国放送でうかつなことは言えない(笑)将棋のことはあまり知らないで、どっちかを応援してるファンの方って結構多いんですよ。そういう人たちにとっては解説者の言葉が命ですから。ちょっとくらい形勢が傾いてても、どっちがいいとかは言えない(笑)」
村田「先生、では現在の形勢判断をお願いします。」
藤井「・・・わかりません(笑)」
とは言いながら、解説は的確。森内九段の95手目▲4五桂馬は△4三玉で捕まらないのでは、と話しているところ、渡辺竜王の指し手は△3四玉。
藤井「これは危ないと思ったんだけど・・・。▲5三桂馬成で。」
並べると難しいが、後手が詰む変化もあるようだ。(追記:渡辺竜王のブログによれば、5三桂馬成でも後手勝ちと読んでいたようだ)
しかし森内の指し手は▲3五歩。△3五同玉か、△4五玉と桂馬を外すか。
△同玉の変化は、どうも先手の攻めが続き、後手は寄っているのではとの結論が出されそうになった時、渡辺は△4五玉と指した。
ここで森内が最後の長考。藤井「ここで考えるのは変調かなぁ。さっきも結構考えていたし。」
森内の考慮中に、福崎九段、杉本7段が解説場に現れた。
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1 件のコメント:
左側の女性のアップはないの?
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