2008年7月31日木曜日

天空の花嫁

伊吹山山頂。
天の上の花畑に咲く白い花。
背後の白は雲海である。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:35.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/640 秒
ISO感度:200

2008年7月28日月曜日

赤と黒 一瞬の光


上 東の空(赤):2008/07/28 19:17:02
下 西の空(黒):2008/07/28 19:26:05

ほぼ同時刻の、瀬田の東の空と西の空。
この日、昼前から近畿はひどい嵐にみまわれた。
ニュースを見ると、いくらかの被害も出ているようだ。

大津市瀬田は午後、ずっと風雨と雷が続いていて、午後6時過ぎ、やっと雲に切れ間が見えはじめた。
かと思っていると、ものすごい勢いで空の表情が変わっていく!
千切れ飛ぶ雲、差し込む赤い光。

東の空は、吸い込まれるような、怖いほど綺麗な赤だった。
ホワイトバランスは晴天。
見た目は、ほとんどこのままの色だ。

対して、西の空は真っ黒。
黒雲が、遠く京都側の山に重くひっかかっている。
その塊を、ときおり稲光が裂いていく。

今回、初めて雷を写真におさめることに成功した。
レンズの下部に水滴がつき、画に影響が出て、少しいただけない。
もう少々迫力のあるものも撮りたかったが、まずは確実におさめることに集中。
次はもっと…。

ウェザーフォトグラファーの偉大さを感じるとともに、自然の一瞬の顔を写真におさめたときの興奮を何度も反芻する。
これだからカメラは手放せない…。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)

東の空(赤)
焦点距離:18.0 mm
絞り:F8.0
シャッタースピード:1/30 秒
ISO感度:1600
ホワイトバランス:SUNNY

西の空(黒)
焦点距離:18.0 mm
絞り:F22.0
シャッタースピード:10.9 秒
ISO感度:200
ホワイトバランス:SUNNY

2008年7月26日土曜日

嘉田由紀子知事の名刺

像は知事の名刺である。
19日の講演会後、shu-jiが知事に突撃し、自分とふたりで名刺を交換してきた。

自分の名刺は、裏に写真を入れている。
瀬田川洗堰の写真が入った名刺を交換。
「綺麗ねー。滋賀の魅力を発信していってね」。
と、知事。

離婚のことも突っ込みたかったけれど、知事の雰囲気に毒気?を抜かれ、やめました。

少しザラザラした、荒めの、素朴な感じの名刺の紙。
琵琶湖のヨシが50%配合されているとある。
「マザーレイク」の文字も。

探検、発見、ほっとけん 嘉田知事講演会

19日、瀬田キャンパスでの嘉田由紀子知事講演会の様子。
この日は、知事の任期4年の、ちょうど折り返し地点だったらしい。

講演の中で、滋賀県の長所を述べる知事。
以前もお伝えした、人口あたりの学生数の多さ
県民一人あたりの図書館書籍貸し出し数一位
県別の潜在成長率の高さが全国一。
狩猟から情報までの文化が積み重なって地層のようになっている土地柄。
などなど。

「若いみなさん。滋賀で就職して、結婚して、子育てをしてください」
と、締めくくっていた。

探検してみよう
中で、情報発信に関する言及も。
関心を持って、つながりができて、現場へ行って、発信する。
そこからうねりと仲間が生まれる。

「探検、発見、ほっとけん、です」

と知事。

あわせて、京都大学在学中に探検部に入ろうとして、女人禁制だったために入部を断られたエピソードを披露。
後に知事はアフリカに行ったり、アカデミックな社会の外に出たり、琵琶湖の現場を研究したりと、探検をすることになる。

滋賀と瀬田エクスプレス
これは、自分やshu-jiなど、このブログのメンバーの多くが所属する、社会学部コミュニティマネジメント学科のアプローチとも重なる部分がある。
瀬田エクスプレスは、学科の活動を基盤として出発している。
一部による発信ではなく、社会に参画するものみんなが、書いたり、表現することで、観察力を養い、問題を掘り起こし、解決していく。
さながらオープンソースソフトウェアの開発のように。

以前、株式会社はてなの近藤社長が言っていた
「もっとみんなブログをやって欲しい」
とは、そういったみんなが参画できる社会にしたい、といった意味ではなかったのだろうか。
と、自分は勝手に思っている。


何はともあれ、今後の嘉田知事の動きにも注目していきたい。


余談:
当日配布されていた講演会のプログラム。
大津市長「目片信」氏の名前部分が「目信」となっていた。
誤字脱字は、よくあることとは言え、注目を浴びる講演会なだけに、ちょっと…。

山の上のコオニユリ

雲の上の伊吹山山中に一際目立つオレンジ、コオニユリ。
根っこが漢方薬になったりするらしい。

「子鬼じゃ、子鬼がおる」
崖の上のポニョならぬ、山の上の…。

伊吹山ドライブウェイサイト
伊吹山のお花畑


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:70.0mm - 300.0mm (F4.5 - 5.6)
焦点距離:135.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/80 秒
ISO感度:200

瀬田川を制覇せよ!カヌーでスラローム

伊吹山の写真は一旦休止して、今日撮れたての写真を。
canon eos 30d EFS55-250IS
171m ISO400 f8 1/1600sec

南郷洗堰を少し下ったところの急流で、スラロームの練習をしていたので写真を撮らせてもらった。明日が本番のレースだそうで、練習にも熱が入る。この辺の川は岩が大きく、ゴツゴツしている。大阪城の石垣などはこの辺から運ばれたそうだ。

スラロームの練習をしていた人の年齢層は20~40歳で男女比は同じくらい。大阪から来ている30台の男性、滋賀県立大学の女子大生など、実に様々である。
この流域ではリバーブギという催しも行われており、これなら素人も楽しめそうだ。

スラロームは、ただ川を下るだけではない。緑のポールは下りながら、赤のポールは上りながら通過せねばならないようで、体力的にはかなりタフだろう。

スポーツ撮影はなかなか楽しいですね。ただ、こういう写真を撮るたびに自分の腕のなさと、カメラの性能を嘆きたくなります。キヤノン40Dの後継機種に期待したいです。

波打ち際の挑戦

雲に魅せられた男が、ここにひとり。
伊吹山山頂から、眼下に向けて夢中でシャッターを切っている。
shu-jiである。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:55.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/2500 秒
ISO感度:200

2008年7月25日金曜日

青に染まる

濃尾平野を埋めるように、雲海が広がる。朝日が出る直前の空模様。

ここからの30分が本当にドラマチックだ。このような光景に出会えたことは本当に運が良いと思う。

canon eos 30d EFS10-22 usm
20m ISO100 f10 8sec

雲の平原に咲く

2008/07/24 05:44、滋賀県最高峰、伊吹山山頂にて。


カメラ:Nikon D40
使用レンズ:NIKKOR-H・C Auto 28mm F3.5
焦点距離:28 mm
絞り:F8
シャッタースピード:1/200 秒
ISO感度:200

2008年7月24日木曜日

月夜の雲海


伊吹山山頂、午前1時30分撮影。なぜか閉鎖されているはずのドライブウェイを、一台の車があがってくる。その右手には大雲海が広がっていた。左手には関ヶ原の夜景。

canon eos 3od EFS17-85IS usm
70mm ISO1000 F8 30sec

DPPにてノイズ処理。DPPはバージョンアップして、ノイズ処理が格段に向上しましたねぇ。以前だと高感度で長時間露光した写真はRITでないとノイズが取れなかったのですが。

2008年7月23日水曜日

撮りたての夜景をあなたに

伊吹山山頂から、さっき撮ったばかりの夜景。
携帯カメラから送信中。
画質は悪いが、ライブ感をお伝えできれば嬉しい。
小さな灯それぞれを、滋賀の人々がともしている。

PVを稼ぐには

今日も暑いですねぇ。こういう日には川に飛び込みたくなる。唐橋付近のかき氷屋さんも大繁盛でしょう。

昨年11月にスタートしたこのブログ、順調に右肩上がりでPV(ページビュー)が伸びてきましたが、最近すこし伸び悩んでおります。一日60件程度で維持。まだまだ少ないです。

もちろん、PVを稼ぐことが目的ではなく、見てくれた人が何か感じてくれればそれで良いのですが、それにしたってある程度の母数は必要です。


PVを稼ぐだけであれば、某新聞社のように、タグに変なキーワードを打ち込んだりすれば良いのでしょうが、それでは意味がないですから。

やはり、地域メディアとはそういうものかも知れないですね。焦らず、地道に活動していきます。

スライドショーやリンクなど、ちょくちょく更新されてますのでご確認を。提携先も増えてきたので、リンクを2つに分けました。これからもよろしくお願いします。

2008年7月21日月曜日

滋賀県、大津市、首長揃わず

嘉田由紀子滋賀県知事、講演前の挨拶。
四ツ谷理工学部長、若原学長。
続いて目片大津市長の祝辞。
しかし、この日は残念ながら都合がつかないということで、代理人の代読となった。

滋賀県、大津市。
両自治体の首長が並んでいる写真を撮ってみたかった。
本当に残念だ。

講演会は、長上社会学部長の挨拶で締めくくられた。
瀬田キャンパス20周年記念事業は、社会学部・理工学部主催の講演会を中心に今後も続いていくらしい。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:70.0mm - 300.0mm (F4.5 - 5.6)
焦点距離:210.0 mm
絞り:F5.3
シャッタースピード:1/100 秒
ISO感度:1600

嘉田知事、瀬田に立つ

19日午後、龍谷大学瀬田キャンパスで、滋賀県の嘉田由紀子知事の講演会が開かれた。
テーマは「滋賀県における文理連携の地域貢献を期待して」。
瀬田キャンパス20周年記念事業のひとつである。

とりあえずは、会場の知事の様子をお届けする。
以前、非常勤講師として瀬田キャンパスで教鞭を執られていたこともあるらしい。
詳しくはshu-jiの記事や、今後の記事を見ていただきたい。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:70.0mm - 300.0mm (F4.5 - 5.6)
焦点距離:300.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/40 秒
ISO感度:1600

2008年7月20日日曜日

自分の事として、考えましょう。



7月19日龍谷大学が瀬田に来て20年記念イベントで、嘉田由紀子滋賀県知事の講演が、瀬田キャンパスにて開催された。

知事は、さすがに元大学教授だけあって、話がとても上手い。1時間30分足らずではもったいない内容の講義だった。講義の後、知事と少しだけ話す機会もあって、名刺交換もさせていただいた。瀬田エクスプレスが知事にも知られてしまった。


講演の詳細は、そのうちK記者が書いてくれると思うので、僕のほうからは1点だけ気になったところを。

「昔は飲めた琵琶湖の水、川の水。昔といってもそんな遠い話ではない。なぜ水が汚れてしまったのか?それは、人がその水の管理を行政に任せてしまったからだ。つまり、『近い水』が『遠い水』になってしまったから、水に関心を持たなくなったから、水が汚れた。」

知事は、こう仰られた。

この発言は真理を衝いていると思う。そして、水の問題だけでなくて、現在起こっている様々な問題はこの「無関心」に起因する。日本人って、権威に弱いから、その人任せになってしまう。行政や官僚だけでなくて、民間にもこうした傾向がある。

「この国の主人公は国民です。では、この国の最終責任者は?天皇陛下でも、内閣総理大臣でもなくて、ごく普通の、国民ひとりひとりです。」

僕が尊敬する、青山繁晴さんがよくいう言葉だ。

「だから、ひとりひとりが自分の頭で考え、役人や政治家に考えてもらおうとはしない。自分の考えたことを役人や政治家に実践させようとし、その結果は、役人や政治家だけに押し付けてよしとするのではなく、われらが最終的に負う」 (引用:日中の興亡 PHP研究所)

自分たちも身の回りのことにもっと関心を持って、自分の頭だけでなくてココロとカラダで考えていかなくてはならない。それが社会を変えることになる。

2008年7月19日土曜日

野洲川大花火大会

重めの記事が続いたので、ドカンと一発、撮って出し。
野洲川大花火大会。

たまや。

カメラ:Nikon D40
使用レンズ:NIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5
焦点距離:28 mm
絞り:F11
シャッタースピード:6.8 秒
ISO感度:200

2008年7月18日金曜日

望月成晃、社会へのグーパンチ

望月 成晃(もちづき まさあき)
プロレスラー/DRAGON GATE所属
1970年東京生まれ。
得意の空手技を駆使したファイティングスタイルでDRAGON GATEのトップレスラーとして活躍中。
優勝暦はKING OF GATE 2006、インターナショナルジュニアヘビー級王座、EL NUMEROUNO 2001などがある。
得意技は三角蹴り、最強ハイキック、ドラゴン・スープレックス・ホールド。
(講演会パンフレットより引用)


空手からプロレスに入った望月氏。
先日あった試合の映像を流しながら、日々の活動と感じていることについて語った。

「この日ね、実はベルトを忘れちゃって。誰かに奪われた!とか言っても良かったんだけど、正直に言いました。あとでネットなんかで『どうせ忘れたんだろ』とか書かれますしね」
と、会場の笑いをとる望月氏。
すかさず
「いや、これも本当の話かどうかわからないですよ、みなさん」
と返す司会者。

司会の社会学部学会小西くんによると、望月氏はDRAGON GATEにあっては珍しいタイプのレスラーらしい。
飛んだり跳ねたり、派手な動きの多いイメージがDRAGON GATEにはあるそうなのだが、望月氏は質実剛健タイプなのだそうだ。
会場の前の大スクリーンでは、望月氏の技が炸裂している。
ラストは、マットに沈め、カウントギリギリで復活した相手を、グーパンチでのしてふたたびマットへ。
そして3カウント!
フィニッシュの「グーパンチ」表示に、講演会場は大いに沸いていた。

話は、現実社会の虚と実の話へ。
「『プロレスなんて八百長だろ』って言われることもあるけど、それを「そんなもんだ」と自分たちで諦めちゃったら本当にダメになる。だからがんばる」
と望月氏は熱く語っていた。

質問コーナー。
「DRAGON GATEに入りたいんです!」
といったファンの女の子に対しても丁寧に返答していた。
また、
「朝青龍のようなヒールの登場によって相撲人気が復活しているようですが、プロレスではどうですか?ヒーローは?」
という質問も。
「朝青龍の場合は、まずヒールの登場によって、対するマスコミへのバッシングとか、対抗馬としての横綱が出ている。まず、ヒーローあってのことではないから、単純に相撲人気とはちょっと違うのかもしれない」。
と分析していた。

ヒーロー不在。ヒールの時代。
これは的を射た現代社会観ではなかろうか。


自分はプロレスは生で見たことが無いし、これまで興味も薄かったのだが、ちょっと興味をひかれる内容であった。

次回は二人の対談から見えた、虚と実の入り混じる現代社会についてをお届けする。

最後、プロレスラーのパワーを体感する学生A。
「あんまり本気出すと怪我させるし、手加減しすぎると『レスラーってこんなもん?』と思われるから、難しいんだよねー」
と望月氏。
とってもイイ音がしていた。


参考
望月成晃の「モチヅキステーション」
ブログに講演会の感想もある。
質問時間での学生の好奇心の旺盛さには、喜んでもらえていたようだ。
学内での会にいくつか出たことがあるが、今回のように質問時間が足りなくなる、ということは無かった。
そういう意味では、内容は濃いものであったと言えると思う。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:70.0mm - 300.0mm (F4.5 - 5.6)
焦点距離:170.0 mm
絞り: F5.6
シャッタースピード: 1/50 秒
ISO感度:1600

森達也、現代社会の二極化を語る

森 達也(もり たつや)
作家・映画監督
1956年広島県生まれ。
1988年オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画「A」がベルリン国際映画祭に正式招待される。
2001年に続編「A2」が、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞する。
主な著作に『死刑』(朝日出版社 2008)、『悪役レスラーは笑う』(岩波書店 2005)、『放送禁止歌』(光文社 2003)などがある。
(講演会パンフレットより引用)


「悪と善にすべてを分けてしまって、自分たちが善良で無垢だと思いたい。視聴者もメディアも」
ゆったりとした語り口調は、教授のような雰囲気。
社会学部学会主催の講演会「格差社会にドロップ・キック!!」で、現代社会の二極化について、森達也氏が語った。

森氏が語るには、氏は大学を卒業してから10年、今で言うフリーターをしていたという話だった。
結婚するにあたり、就職活動。
小さいころから好きだったプロレスの影響で、プロレス関係紙の記者になろうと入社試験を受けるも失敗。
TV番組制作会社に入る。
番組を制作する中で、マスメディアの世界を良く知ることになったという。

森氏は番組制作会社時代、小人(こびと)プロレスのドキュメンタリーを作とうとし、企画を持ち上げるが会社に通してもらえない。
小人プロレスとは、先天性小人症の人がプロレスをやるもの。
その当時、女子プロレスの内にあり、女子プロの試合の合間に、小人プロレスは行われていたそうだ。
女子プロはテレビで流せるが、小人プロレスは流せない。
そんな彼らを伝えたかった森氏。
番組制作会社をやめ、フジテレビに直接企画を持ち込んだところ、企画は通り、深夜ではあるが放送されたそうだ。

「小人プロレスは、非常に面白いんですよ」
彼らの生きる場としてのプロレス。
小人プロレスをやっていた人たちは、ドリフのコントにも出演していたことがあるらしいのだが、始めてから3回で終わってしまう。
原因は視聴者による抗議。
「なんであんなにかわいそうな人を出すのか」。
森氏は語る。
「善意の方が、誰かの居場所を奪ったり、社会をダメにすることがある」。

つなげて、現代社会の白と黒を明確に分けてしまう部分を指摘。
「凶悪事件が増えている、と言われているが、殺人事件は増えていないし、人口比で言うとかなり減っている。なのになぜ、危機感が高まっているのか。みんな自分が悪と無関係で、自分たちと区別したいと思っている」。

善悪がわかりやすく単純な情報が溢れているマスメディアにもふれる。
視聴率を上げるために深く考えなくてもいい情報を流すマスメディア。
視聴者も考えなくてもいい、自分にとって心地のいい情報だけを消費していく悪循環。
これらが、社会の「格差」、二極化を生んでいるという話であった。

参考
森達也公式ウェブサイト


次回は、プロレスラー望月成晃氏の話をお伝えする。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:70.0mm - 300.0mm (F4.5 - 5.6)
焦点距離:270.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード: 1/20 秒
ISO感度:1600

格差社会にドロップ・キック!!


shu-jiが京都で浴衣のお嬢さんたちにうつつを抜かしていた、16日の午後。
龍谷大学瀬田キャンパスには、二人の熱い男が降り立っていた。

作家・映画監督の森達也



プロレスラー 望月成晃(DRAGON GATE所属)

である!
社会学部学会主催の、両者による講演会だ。

その名も「格差社会にドロップ・キック!!」。




社会学部学会は、毎年こんなイベントを開いたり、年一で冊子を発行したりしている。
今回、キャンパスで一番大きな部屋を使っての会だった。
4~50人くらいだったろうか。3桁は行っていなかったと思うが…。
正直、もう少しくらい参加者がいても…。
ある学生の来場者に聞いてみると
「宣伝もがんばってて、こんな有名人来てるのに。
学校のレベルがわかるよね
と辛辣なコメント。
アハハハハ。

中身はなかなかに濃いもので、来場者の中には両講演者のかなりコアなファンもおり、全体的に熱い盛り上がりを見せていたと思う。
個人的には、満足できた。
何回かに分けて、講演の様子をお伝えしたい。


来場者→撮影スタッフ
実は今回、ただの来場者として聞きに行っていた。
のだが、途中、学部学会の知り合いに頼まれて撮影陣に加わることに。
「いつもの慣れてる撮影スタッフが不在なんですよお~」
と学部学会メンバーで撮影担当の学科後輩。
機材も入れたばかりのD40。操作にも慣れていない様子。
同じD40使いとしては、放ってはおけない。
VR望遠レンズも真価を発揮し、少々の講演会撮りの経験が生きた。といったところか。

shu-jiの件もそうだが、写真撮影はちょっと機材に慣れた素人のレベルでも、使ってもらえる領域があるということが、瀬田エクスプレスの活動を通じてわかってきた。
まあ、色々思うところもあるのだが。
ま、いいか。

雨上がりの空に

激務から一夜明け、昼ごろから大学へ、コンパクトカメラだけ持って出掛ける。

最近撮影の依頼が増えてきて、今のメンバーの状況では対応しきれなくなることは目に見えているので、その辺の話をしたり、撮影の依頼を受けたりしつつ過ごす。

一通りのミーティングを終えて窓の外を見る。ザーっと雨が降った後、急に日差しが照りつけていた。。

「もしや、虹が出るのでは?」その勘は正しかった。北の空に、綺麗な虹が出た。こういう瞬間に出会うことが、自分が写真をやる目的だ。一眼レフを持っていなかったことを若干後悔しつつも、シャッターを切った。
canon powershot G7
7.4m(35m) ISO80 f4.5 1/1000sec

ウェザーフォトグラファーの難しさが分かった日だった。雷の撮影にも近いうちにチャレンジしたい。

2008年7月16日水曜日

翡翠の理由2

武奈ヶ岳クールダウンシリーズ4。
全部放り投げて、飛び込みたい。
そんな、冷たい翡翠色の誘惑。


追記
2009年9月3日、武奈ヶ岳登山途中の滝に大学生が転落し、死亡する事故が起きた。
ニュースによると、4人での沢登りだったということだ。
1人でなくとも、足を滑らせて滝に落ちてしまうと、致命的な事故に繋がってしまう。
記事を見て武奈ヶ岳に登りたくなった方は、くれぐれも注意して欲しい。



カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:32.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/100 秒
ISO感度:200

2008年7月15日火曜日

翡翠の理由

武奈ヶ岳クールダウンシリーズ3。

二段の滝の明暗。
地形や樹木によって、面白い光の入り方をする森の中。
スポットライトが当たるように、下の滝が白く光る。

滝つぼは深い翡翠のような色をたたえていた。
暗い森を抜け、光を浴び、翡翠の水面へ。
こうして見ると、明暗のあいだがあるのなら、緑っぽいのでは、と思う。
古来、女性の綺麗な、艶を帯びた髪は翡翠にもたとえられて来たようだし。


追記
2009年9月3日、武奈ヶ岳登山途中の滝に大学生が転落し、死亡する事故が起きた。
ニュースによると、4人での沢登りだったということだ。
1人でなくとも、足を滑らせて滝に落ちてしまうと、致命的な事故に繋がってしまう。
記事を見て武奈ヶ岳に登りたくなった方は、くれぐれも注意して欲しい。



カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:18.0 mm
絞り:F8.0
シャッタースピード:1/320 秒
ISO感度:800

まっくら武奈ヶ岳

武奈ヶ岳クールダウンシリーズ2。
まっくらな森の中、きのこが静かにひっそりと。

山の中を歩いていると、明暗がはげしい。
場所にも寄るだろうけれど、ほとんど一日中日の当たらなさそうな場所も。
なかなかにカメラマン泣かせな環境だ。

この武奈ヶ岳。
滋賀出身の学生に聞いても、よく知らない、といった場合がほとんどだった。
まさに近くて遠いまっくら森。


追記
2009年9月3日、武奈ヶ岳登山途中の滝に大学生が転落し、死亡する事故が起きた。
ニュースによると、4人での沢登りだったということだ。
1人でなくとも、足を滑らせて滝に落ちてしまうと、致命的な事故に繋がってしまう。
記事を見て武奈ヶ岳に登りたくなった方は、くれぐれも注意して欲しい。




カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:50.0 mm
絞り:F8.0
シャッタースピード: 1/640 秒
ISO感度:800

2008年7月14日月曜日

クールダウン

武奈ヶ岳、登山中にパシャリ。
暑い毎日にクールダウンの一枚を…。

写真は5月。
今行ったら、さぞ爽やかなのでは。
登山中にメンバーの誰かが言っていたが、泳ぎにくる人もいるという話だ。

そろそろ夏休み。
アウトドアシーズンで滋賀を訪れる人も増えることだろう。


追記
2009年9月3日、武奈ヶ岳登山途中の滝に大学生が転落し、死亡する事故が起きた。
ニュースによると、4人での沢登りだったということだ。
1人でなくとも、足を滑らせて滝に落ちてしまうと、致命的な事故に繋がってしまう。
記事を見て武奈ヶ岳に登りたくなった方は、くれぐれも注意して欲しい。



カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:18.0 mm
絞り:F8.0
シャッタースピード:1/40 秒
ISO感度:1600

2008年7月11日金曜日

帰ってきたムクドリ 被害再び



やつらが帰ってきた。
聞き覚えのある甲高い鳴き声と、騒々しい羽ばたき、大量の糞とともに。

去年、瀬田駅周辺を悩ませたムクドリの大群が帰ってきたのである。
初夏ごろからだったろうか?
ちらほら見え始め、最近は去年同様、大群で押し寄せている。

ご覧のとおり、去年電線にはトゲがつけられるなど対策がなされ、一時期ムクドリは見られなくなった。
のだが、今回はそんなことはお構いなし、とてで言うように線に足をかける鳥たち。
開発や伐採によって居場所の無くなったムクドリが集まってきたのでは。
ということだったが、今年も何らかの理由があるのか。

不安そうに上を見上げ、駆け足で糞を避けて通る住民。
去年夕方のニュースでも報道されているのだが、10日もマイクとビデオカメラを構えた取材スタッフらしき人もいた。



カメラ:D40
使用レンズ:VR70mm - 300mm
ISO感度:1600

2008年7月8日火曜日

梅雨の中休み?

梅雨の中休み。
かと思いきや、「ドカーン」と瀬田に轟く雷鳴。
今朝の瀬田は激しい雷雨に見舞われた。

先日のウェザーフォトグラファーのように、いずれ雷をカメラに収めてみたいけれど、雨露をしのげる落雷にも安全な撮影場所がネックだろうか。

しかし、暑い。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:24.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/400 秒
ISO感度:200
トリミング

夏の夕焼けと、写真の力



西の空が見事に焼けていた、本日の瀬田キャンパス。夏の夕焼けって、冬とはまた違って良いものですねぇ。
最近、思うことは、カメラをちゃんと使えることって、結構凄いことなんだと言うことだ。

今日も何枚か人の写真を撮って、その写真をそれぞれメールで送信した。きっと喜んでくれていると思う。
実はカメラを使うことは、考えているほど難しくない。それぞれの人が、思い通りの写真を撮れるように、瀬田エクスプレスがサポートしていきたい。

カメラや写真、レイアウトに関する質問、地域の情報、撮影の依頼など、右のアドレスまでメールください!!
Posted by Picasa

2008年7月7日月曜日

七夕祭り




7月7日、七夕祭りが開催された。
生協が主催し、クレープやカキ氷などが格安で食べられた。

食器は、エコに配慮してプラスチック製。何度も使えるという仕組みだ。

この祭りのポスターを作製したマスコミ研究会の方と一緒に参加。
実は、広報に使われたポスターは瀬田EXが提供するなど、地味に関わっていたのだ。
Posted by Picasa

2008年7月5日土曜日

文化ゾーン駐車場問題10(大学、対応を明らかに)

龍谷大学生による文化ゾーン駐車場問題。
7月3日、大学側からの対応が、ホームページ上で発表された。

龍谷大学
・本学学生の通学マナー(マイカー通学による迷惑駐車)についてのお詫び
・迷惑駐車の取り締まりについて

今回、新しく出てきたのが、「迷惑駐車の取り締まりについて」の違反者に対する処分。

万一、本学の学生がこれら近隣施設の駐車場に駐車していることを発見・確認した場合には、学生証を没収し、本学の学生懲戒規程に則り厳正に処分することとする。

学生証の没収。
これは、この件に関して前回までには無かった対応である。
前回2007年11月のときの対応内容
また、学生への呼びかけの文体が、「です・ます調」から「だ・である調」へと変わっており、圧迫感が増している感じだ。
大学当局はそうとうお怒りの御様子。

学生証がなくなると、瀬田の龍谷大学生にどんな不利益があるのか。

・図書館に入れない、本を借りられない
・20時以降、自分の所属する学部の建物に入れない
・在学証明書、成績証明書、学割証などが発行できない
・各種書類申請時、学生証のコピーを添付できない
・交通機関や飲食店で学割を適応できなくなる
・成績表や履修登録確認時、学生証を提示できない

といったところだろうか。
結構、困るかもしれない。
効果のほどはいかに。

世論調査の結果は?
6月後半、瀬田エクスプレスが行っていたアンケート。
世論調査「大学生の車通学 賛成?反対?」。
調査結果が出た。

総投票数:13
賛成:6(46%)
反対:7(53%)


わずかに反対が上回った。

2008年7月4日金曜日

空の琵琶湖




先日、バイクに乗っていて、ふと空を見上げたら雲が琵琶湖の形に。慌ててコンパクトカメラを取り出して撮影した。

こういったことがあるから、カメラは手放せない。
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2008年7月3日木曜日

ミサイル強襲!?そのときアナタは

画像奥に見える円柱の建造物は美浜原発(GoogleMap航空写真)。
手前はダイヤ浜海水浴場。

「ミサイルが来た!」
となったら、みなさんはどうするだろうか?
先日6月30日、福井の美浜町で、誤報のミサイル警報が流れたということだ。

産経MSN
システムエラーでミサイル警報 福井・美浜町

美浜原発、敦賀原発、高速増殖炉もんじゅなど、「原発銀座」と呼ばれる福井の日本海側。
滋賀県民も、実は笑っていられない。
琵琶湖から原発までは30キロも無く、原発がなんらかの原因で壊れた場合、事故・破壊の規模、天候・風向き次第によっては琵琶湖も放射能汚染の恐れがあるというのだ。
(『共感する環境学』ミネルヴァ書房の嘉田由紀子知事執筆部分より)

自分も二輪車で美浜原発を見に行ったことがあるが、滋賀からさほど離れていなかったのを覚えている。
原発が壊れた場合、滋賀だけでなく、京都、大阪にも影響は出るだろう。


ミサイルと原発。
両者の危機が起きた場合をいやがおうにも意識させられる事件だ。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18mm - 55mm

イベント告知

7月7日、学生交流会館が出来て5周年を記念したイベントが行われる。当日は我々もカメラを持って参加する予定だ。

このポスター、よくできてるなぁ・・・。マス研恐るべし。

2008年7月2日水曜日

ウェザーフォトグラファーとカメラ

7月1日、Nikonは、フルサイズデジタル一眼レフカメラ「D700」を発表した。
その記念スペシャルサイトでプロの写真家が撮った写真が載っているのだが、ものすごいのがある。
以下の、ウェザーフォトグラファー、ジム・リード氏の作品。
雲、雷、竜巻…アメリカの自然のダイナミックさが伝わってくる。
ムービーではカメラを持って竜巻に突撃していくジム・リード氏が見られる…すごすぎる。

Nikonサイト内
D700ギャラリー l ニコンイメージング
(ダグ・メニュエ氏のベトナム写真も好き)

自然現象の一瞬をとらえるのは、人のいい表情を撮れたのと同じくらいに興奮する…。
琵琶湖だと虹だろうか。
去年、マキノで写真の虹に出くわしたとき。
バイクのミラーにうつった虹を見て、あまりに興奮しあわててUターンしたため、こけてしまったという、なんともかっこう悪い思い出がある。
また、大学でつむじ風を見つけてシャッターを切ったら、メモリーカードが入っていなかったという苦い経験も。

ときどき滋賀がくれる、レアな気象のプレゼント。
また紹介できればいいなあ。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:55 mm
絞り:F10
シャッタースピード:1/250 秒
ISO感度:400

撮る、書く 瀬田EX7ヶ月

写真は、龍谷大学瀬田キャンパスのグラウンドの照明。
D40に古レンズ装着して散歩中、何気なくスナップ。

去年11月から始め、先月5000Hitを超えた瀬田エクスプレス。
写真を発信するアートな面。
日常を書き残すジャーナルな面。
この両輪で、自分たちの好きなようにやってみたところ、なんとか続いている。
現在ひとつき1500Hit。
生まれるコミュニケーションも楽しいし、いずれこの記録たちが何かの役に立つこともあるだろう。

しかし、ときに何故だか更新が停滞してしまうことがある。
ここ一週間ほど、所属ライターたちはあまり記事をアップできず、1日平均50件強で安定していたアクセス数も滞ってしまった。

自分は、ちょっとスランプ。
瀬田、滋賀には撮ることや書くことはたくさんあるはずなのだが、形にならない。

何気なく更新してきたけれど、写真を撮ることや、文章を書くことは、結構なエネルギーを要する。
受動的ではなく、能動的な行為。観察力もいる。
何より「見てくれ!」「聞いてくれ!」といった表現の欲求がないと、続かない。

というわけで、写真、文章のスランプによく効く方法、どなたか教えてください。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:NIKKOR-H・C Auto 28mm F3.5
焦点距離:28 mm
絞り:おそらくF8あたり
シャッタースピード:1/1000 秒
ISO感度:200

嘉田知事、瀬田で講演予定

19日、瀬田キャンパスに滋賀県の嘉田由紀子知事がやってくる。
瀬田キャンパス20周年記念だそうだ。

ダム建設問題で京都・大阪府知事と集まったり。
離婚のニュースが流れたり。
せんたく議連に参加したり。
琵琶湖を世界遺産にしようとしたり。
何かと話題の豊富な知事である。

議題は、「滋賀県における文理連携の地域貢献を期待して」
環境問題や、滋賀の地域問題に興味のある人、どうぞ。

2~3、嘉田知事の書いた本や論文を読んだことがある。
今日もさっきまで、他の人と共著の『共感する環境学』という本を読んでいた。
京都精華大学人文学部に環境社会学科新設にあたって書かれたものらしい。
嘉田知事は知事になる前、ここの教授だった。2000年発行。
この本、いろんな観点から環境を語っていて、結構面白いと思う。

遠い水、近い水の概念など、基本的に、自分は嘉田知事の考えは好みだ。
びわ湖畔での実地の体験談は読み応えがある。
アカデミックな人とそこに住む人のギャップについてのツッコミも面白い。
情報や経済を京都に持っていかれる滋賀の現状についても軽く触っていた。
マスメディアが世間にまいている「環境」イメージとは、ちょっと違うのかなあ、と知事の文章からは思う。

ともかく、自分も聞きにいってみたい。


龍谷大学
瀬田学舎開学20周年記念講演会(7/19)を開催(要申込・入場無料)

2008年7月1日火曜日

実は大津の城!?



国宝、彦根城。井伊家の城として、全国的に有名な城だ。ゆるキャラブームの象徴、ひこにゃんにも会える。

実はこの天守閣、大津城のものなのだそうだ。関ヶ原の戦いのとき、西軍の1部をこの大津で食い止め、その時に落城しなかったことを徳川家康が気に入り、彦根まで運んだそうだ。