2008年11月20日木曜日

瀬田エクスプレス1周年 これからの瀬田発情報発信


このブログ、瀬田エクスプレスが始まってから、今日で1年目となる。

写真は、おそらくここ1年で、個人的には一番気に入ったものだ。
滋賀県高島市マキノ町にある、マキノサニービーチにて。
撮影は今年の5月上旬。
8月中旬にここを歩いたときはキャンプ客で浜中人だらけだったが、GWはまだあまり人もいなかった。

どこが気に入っているか、と聞かれると、一言では説明できないのではあるが。
一見してもうらうと、なんとなくは理解していただける、そんな写真だと思う。

これから春まで、短い間ではあるかもしれないが、お付き合い頂ければ幸いだ。

カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:18.0 mm
絞り:F8.0
シャッタースピード:1/500 秒
ISO感度:200
ホワイトバランス:晴天
ピクチャーコントロール:風景
若干傾き補正


瀬田エクスプレス一年を振り返って

「滋賀」というテーマを設定することで、ある程度は方向性を付けられた。
多少は滋賀への興味を持ってもらうこともできただろうし、まだまだ稚拙なものだけれども、こういった場を用意できたことに関しては、後悔はない。
滋賀の社会や歴史についても、自分たち自身、以前と比べてかなり興味を持つことができた。
中身の出来はともかく、県紙を目指し2005年にスタートしたものの、半年でストップしてしまった「みんなの滋賀新聞」よりは長く続いている。
ははは。


だが、ここに来て、色々な問題も見えてきた。

まず、思ったより、あとが続かない。
社会学部所属生主導でもあるし、こういったことに興味を持つ連中は多いはずなのだが。
後続に仲間を集めようともしたし、登録メンバーは増えてはいるが、いかんせん、撮れない、書けない、続かない。
写真を撮ったり、文章を書く、表現行為。
それを続けることは、どうやら結構、大変なことなのか。
SNSなど閉鎖空間では自分語りが饒舌な大学生も、いざ公開となっては躊躇するらしい。


そして、ブレる方向性。
自分とshu-jiがメインで記事を投稿しているが、今この二人の間では、確実に見ている方向が違ってきている。
最近の記事内容を見ていただければわかると思う。

自分は、社会やニュースから感じたことと絡め、見たこと聞いたことから写真と文章で綴っている。
shu-jiはきれいさを求める写真中心の表現。
かつ広告に惹かれ、そういった方向に人脈を作るのに楽しみを覚えているようだ。

もともと、そんな違いは見えていたものの、ここのところ活動に方向性の違いが顕著に現れている。
まあ、趣味でやっているようなものなので、仕方がない部分もあるのだが…。
記事どうしに関連性が見えにくくなっているのは、否めない事実であろう。


これからの瀬田キャンパスからの声は…? 後続へのメッセージ

今後。
来年度以降、後輩にこのブログを引き継げるような体制には、現状の瀬田エクスプレスは、ない。
龍谷大学瀬田キャンパスの学生から直に声を出す場が、ひとつ消えることとなるかもしれない。

が、もし、このブログを見て、興味を持ち、意志を引き継いでくれる人が現れたなら。
この投稿や、このブログを叩き台にしてもらえれば嬉しい。

もし、自分が続けるならば。
まず、「滋賀」というテーマの大黒柱は継続させつつ。
もう一本、もう少し範囲を狭めた濃い地域色の柱も立ててみるだろう。
例えば、瀬田内の話題を増やしたり、キャンパス内の出来事を細かくネタに取り上げるなど。
そうすれば、ニュースの臨場感をもっと届けられる。

実際、ゼミや講義などで取材、調査をすることもあり、そういった成果物も、瀬田キャンパスには結構眠っている。
それが、なかなか表に出ていないのが現状なのだ。
中には、明日オープンする瀬田の大型ショッピングセンター、フォレオ大津一里山に関するミニ新聞もあった。

「これって、ネットで公開したりして、地域の人にも見てもらったら面白そうなのに」

常々そう、うったえてきたが、作った学生本人たちと先生は、乗り気とは言えないのが現状だ…。
成果物を広く見てもらって、何らかのリアクションがあれば、こんなに嬉しいことはない、と気づくはずだ。

せっかく作ったものを、中だけで埋もれされるのは、もったいない。
ので、成果物をためて、発表できるようなスペースがあれば、どうだろうか?

ここに、次のステップがあるように思う。

もともと、このブログは、瀬田新聞という紙媒体新聞を作ろうとする活動が停滞して、それでもまだ模索したい自分とshu-jiが1年前に始めたものだった。
続けているうち、上のような可能性に気づいた。

現在、瀬田新聞のサイト自体は、この瀬田エクスプレスをひとつのコンテンツとして包括する形で、再構築されている。
あとは、中に成果物を入れていき、レスポンスが気軽に書き込めるような環境を作り、宣伝すれば、きっと、いいものができあがる。

興味がある人は、立花隆著、『新世紀デジタル講義』、新潮社の、「サイバーユニヴァーシティの試み」という章が参考になると思う。


瀬田の後輩たちに、あまり期待しないで、期待したいと思う。

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