2008年11月6日木曜日
黄色信号?地域ネタブログの憂鬱
大きな銀杏の木の下で。
瀬田川を下っていったところにある、大石という地区。
佐久奈度(さくなど)神社の隣、大石小学校の向かいにある広場に、でーん、と立っている大きな銀杏。
写真は3日の朝だ。
ふかふかの黄色いじゅうたんが、冬の準備を思わせる。
もう散り始めているが、木にはまだ緑がかった葉も多く、もうちょっと楽しめるだろう。
広場にはベンチもあり、座って銀杏を楽しめるようになっている。
近くに店もあるので、温かい飲み物を買って、一息つきながら鑑賞するのもいい。
1時間ほどいたのだが、休日ということもあってか、その間にも何人か銀杏を見に来ていた。
小さなデジタルカメラで銀杏を写真におさめている年配の夫婦。
ちょっと、ほっとする光景だ。
大きな地図で見る
黄色信号?地域ネタブログの憂鬱
ここ一年。
所属する社会学部コミュニティマネジメント学科で学んだことを試すべく、このブログを書き続けてきた。
周囲にも読者が増え、嬉しく思う瞬間もある。
だが、一方で、とても大きな無力感を覚えることがある。
身近な周囲のことに興味を向けてもらうのは、なかなかに、大変だ。
次第に発信する側すらも、キレイで派手な方向へと目が流れてしまう。
だからプロの記者がいるのだ、と理解はできたが。
見ること、考えること、語ることを、専門家にまかせきりな社会も、結構問題がある気がする。
入学当初、それまで無かった瀬田発の情報発信サークルを立ち上げよう、という動きもあったのだが、いつの間にか立ち消えてしまった。
あのときいたメンバーも、4年経ち卒業をひかえた今では、情報発信への関心も薄れているようで。
先生からも、もっと、教われることが、あった、はずなのだが。
非常にもどかしい。
失望から、今、自分の心には黄色信号が灯っている。
地道に、写真やWeb、紙面での表現方法を伝えてはいけているものの、このままでは来年以降に、まいた種が瀬田で発芽する可能性は、低いだろう。
まあ、ひっくり返せば。
龍谷大学瀬田キャンパスの学生がいる社会は、周囲のことを自分たちで語り合う必要のない、平和な?社会、ということだろうか?
お隣韓国でちょっと前に有名になっていたインターネット新聞「オーマイニュース」。
登録した市民は、誰もが記者になれるという仕組みが、注目を集めていた。
日本版もある。
創立者が著書「『オーマイニュース』の挑戦」で書いていた。
成功の裏には、隣国との問題があり政治や社会問題に対して敏感な国民性があった、と。
ぱっと見、戦いなどない様に見える、現代の瀬田ではあるが。
だがしかし、無関心であったゆえに招いた結果に対しては、誰が責任をとるというのか。
自分たちしかない…。
ここのところ、特に、色んな学生団体の活動の崩壊を小耳に挟む。
それは、学生の周囲のことに関する無関心が招いていると、自分は思っている。
できれば、卒業までに、ひとつくらいは、希望を見たいところだ。
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2 件のコメント:
以前書き込みさせていただいていたさかなです。ご無沙汰しています。
もうすぐ公募推薦入試が始まり、緊張が高まってきました。
私は記者を目指し、龍谷大学の入学を志望しています。
この記事を読んでやはり無関心というのは怖いと思いました。
私の真髄にしている「無関心は真実を隠す」という言葉のとおり自分自身何事も関心を持たなければならないし、関心を皆にも持ってくれるように伝えるのが記者としての使命だと思います。
難しいことですが、いつまでもこの言葉を忘れず、記者になるために研鑽を積んでいきたいです。
そして龍谷大学へ入学し、この瀬田エクスプレスの蒔いた次世代の種を育てていきたいと思います。
ここにまた、合格の一報が出来る日を願って。
では失礼しました。
もう推薦の時期!?早いなあ。
そろそろ、キットカットとか、うカールとか、食べてるんでしょうか?
ね。厄介な無関心。
自分はサックリ見限ったり、悲観的な見方に走りやすいんで、たまにこういった極端な?書き方になりますけど(笑
知らないことが罪になるというのは、社会のことに限らず、身近な人間関係ですらそうです。
きっとねえ。
さかなさんも、学生生活中に色々考え込んでしまうことも、あると思います。
大学って意外といい加減。
でも、捨てたものでもない。
その間でがんばるのかなあ。なんて。
いつか、さかなさんが記者になりたいと思ったきっかけ、聴きたいです。
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