2008年11月15日土曜日

この道わが旅21 増える外国人労働者


●徒歩!琵琶湖一周の旅 5日目(8/17)

夕方、長浜へ。
コインランドリーで洗濯物を一気に片付け、晩御飯と寝床を探しに街へ足を向ける。

街を歩いていると、外国人っぽい顔つきの人々をよく見かける。
家族でいる人も多い。


増える外国人労働者

滋賀県の外国人登録者数は、2007年で3万人ほど。
外国人就業者割合は2.0%で、全国第5位だ。
中でも長浜市は、その数が県内トップクラスの多さの自治体。
南米出身が多いらしく、ブラジルやペルーの人がこのうち半分以上を占めるらしい。
ついで、中国、朝鮮半島などアジアから、といった感じだ。

バブル期の労働者不足解消のため、入国管理法が1990年に改正。
結果、外国人労働者が増加することになった。

滋賀県は、県内総生産に占める第二次産業の割合が46.8%で全国1位。
松下やキヤノン、京都に本社を置く電子系メーカーなどの工場もある。
そんな土壌も、関係あるのだろう。


やはり、外国の人が日本社会で暮らす中では、色々な問題もあると言う話だ。
医療、労働、生活、教育…。

以前、環びわ湖大学コンソーシアム講義『近江学研究入門』で、このテーマが取り扱われた。
上の情報は、そのときの講義を担当された滋賀医科大学の畑下博世先生から配られた資料から。
地域看護が専門の先生だ。

「お金はたまらなかったけど、疲労はたまりました」

という、ある外国人夫婦が帰国時に言ったという言葉が、今でも印象に残っている。


このテーマは、講義ノートとプリントで情報があるので、また記事にできるかもしれない。
そういえば、滋賀県は労働局?にもポルトガル語で相談できる時間があった気がする。
警察官の採用でも、外国語ができるとプラスにもなることもあるそうだ。


相当疲労がたまっており、体が思うように動かず、長浜に入るのがやっとだったこの日。
「あの外国人夫婦の疲労は、どんなものだったんだろうか」
コンビニの駐車場で空を見上げると、もう秋の気配が漂っていた。



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