2008年2月27日水曜日

三方よしが地球を救う?

フジサンケイ ビジネスアイ
滋賀銀が国内初の排出権購入預金…100万円で0.3トン

環境問題に対しては、滋賀はとても動きが早い。
議定書が発行された京都よりも先んじた動きもある。
昔から琵琶湖の水利、森林をめぐる問題があり、滋賀の人々に環境問題に対する準備された姿勢があるのが理由なのだそうだ。
湖沼問題を抱える世界各国にも大きな影響を与えている。

独善的な理想論におちいりやすい環境問題。
ともすれば「人間いなくていいんじゃない?」というところまで行く。
ここに、素早くビジネスを絡め現実的に先制するあたり、やはり近江商人。

利にこだわる県民性だが、ボランティア参加率は最多。
八幡和郎さん著、『図解雑学 性格がわかる!県民性』、ナツメ社より。

「滋賀で通用したら世界でも通用するね」
とは、滋賀に工場を持つある会社の人事の方の言。

自分によし、相手によし、世間客によし。
三方よしが地球を救う?


参考:
八幡和郎さんサイト『やわた48ドットコム』内
657.滋賀県の県民性~新著の内容を少し紹介

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

三方よしとか甘いこと言ってるから近江商人は滅んじゃったのかなぁ。これから世界を制するは、ゴ―ルドマンサックスとかに代表されるような、ハゲタカよ〜し!だね。

K さんのコメント...

綺麗な空気を、買い叩く!(鷲津風)
すでに激しい取引が行われているようです。
日本が2008-2012数値目標、1990年比-6%が達成できそうになく、排出権を買いに奔走。
それでも足らない。むしろ排出が増加。
なので、欧州では先を見越しての権利買占めが始まって値段が高騰してるとかいう話です。
こっちは三方よしとは行きそうに無いですね、日本は。

国内での排出権取引はこれからだそうですが、最近滋賀県立大で県内の試みがあるという話を聞きました。
国際競争力を高めるには国内取引が必要とのことなので、そのあたり先見の明を感じるというか、商魂たくましいというか。
環境がうまく県民の利益に繋がればいいなあ、と思います。

経団連はつい最近腰を上げたようです。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080226AT3S2501425022008.html

匿名 さんのコメント...

京都議定書とか排出権とか、私は後向きな感じがして好きではありません。二酸化炭素の増加が問題ならそれを吸収したりほかのものに変化させたりできる機械や物質って人間の知恵で作れないのですかね。
 排出権を売り買いするなんてなんかバ―チャル過ぎて滑稽な気がします。

K さんのコメント...

空気のお値段。うちの教授が好きそうな話です。
「炭素を出すとコストがかかる」
とみんなが信じはじめたら、結果的に排出量が下がる、といった狙いだとは思うのですが…。
正直者が馬鹿を見ないため?
コモンズの悲劇を回避するための手段として取り引きを持ち込む、んでしょうかね。

温室効果ガスを固めて海の底に沈めるとかいう話があったような。
あれはどうなったんでしょうかね。