2008年5月27日火曜日

クライマー、クライマー3















やぶかに襲われ、沢に落ち、ひたすら登ること4時間。
そしてテッペンへ
静かに体を流れ満たしていく高揚感 
普段生活している街が、遠く地平に見える。
しばらく、この地蔵たちの視点で現代の生活を俯瞰していた。

















頂上1時間ほど手前に、とても大きな広場がある。
武奈ヶ岳には以前、比良山スキー場というレジャー施設があったらしい。
おそらくここが跡地だろう。
数年前に閉鎖したとのことだが、広大な斜面にまだその名残が見て取れる。
現在は、登山客の休憩場所になっている。

山の中で地域問題を目にするとは思わなかったなあ。


追記
2009年9月3日、武奈ヶ岳登山途中の滝に大学生が転落し、死亡する事故が起きた。
ニュースによると、4人での沢登りだったということだ。
1人でなくとも、足を滑らせて滝に落ちてしまうと、致命的な事故に繋がってしまう。
記事を見て武奈ヶ岳に登りたくなった方は、くれぐれも注意して欲しい。

0 件のコメント: