雨の土曜日。午後。
ひとりのお嬢さんを瀬田に招待した。
雄琴にある成安造形大学に通うA子さん。
鮮やかな赤い傘で、緑の瀬田キャンパスに降り立つ。
素敵なコントラストだ。
言わば、大津の端と端に位置する成安造形大学と龍谷大学瀬田キャンパス。
お互いのキャンパスをどう感じるか。
「空間が自由に使われていて、新緑がとてもキレイ!空気もとても澄んでるねえ」
そう、うちのキャンパスはとにかく緑が多い。
生垣、植木が通路のいたるところに。
小さな山もあったりする。
春から夏にかけて、まさに緑の黒髪のような艶やかさ。
夜は夜で、ライトに照らされた生命力に溢れた葉っぱと暗闇の対比が、不思議な色気を出している。
滋賀大学大津キャンパスや立命館BKCと比べても、緑は多いと思う。
周囲に民家など町がなく、ほぼ森林だということもあるのかもしれない。
また、この緑を引き立たせているのが、彼女が言った「空間」。
先日、成安造形大学に行ったが、建物と建物の間はあまり広くは取られてはいない。
青く広い空が見える開放感。
深草キャンパスと比べても、このあたりは分かりやすい特長だ。
瀬田の町に関しては、
「駅の近くに色んなお店があって、生活するのには良さそうだね」
雄琴温泉駅の周囲と比べると、たしかに、賑わいはあるように見えるかもしれない。
「あれ、あの和風な高そうなお店、何?おすし屋さん?」
そう、そんな学生の行きそうにない店もある瀬田。
このあたり、新旧住民の入り乱れる、また歴史のある瀬田独特の特徴かもしれない。
瀬田の、瀬田キャンパスの特徴を改めて実感できた。
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