2008年5月17日土曜日
「暮らしの中の造形展 田上絣と手拭」開催中
17日午後、瀬田地区「田上(たなかみ)」の生活に関する講演会が、瀬田キャンパスであった。
現在、瀬田キャンパス内で展示会が開催されている「暮らしの中の造形展 田上絣と手拭」関連だ。
龍谷大学 里山学・地域共生学オープン・リサーチ・センター
『暮らしの中の造形展』 田上絣と手拭
日 時: 2008年5月16日(金)~24日(土) 10:00~17:00 (土日も開催)
場 所: 龍谷大学瀬田学舎 RECホール・ロビー アクセスマップ
入場料: 無料
田上かすりと手ぬぐいを中心に、田上の昔ながらの生活、道具を扱った内容。
田上郷土資料館館長、真光寺の住職でもある東郷さんのパフォーマンスは会場を沸かせていた。
来場客の多くは中高年層だったが、学生らしき若者の姿も少し見られた。
印象的だったエピソードがふたつ。
毎日が遠足?日課はワラジあみ
昔は、草履あみが日課だったようで、子供達は家に帰ると皆わらを叩いていたそうだ。
日課?毎日?
そう、当時(明治、大正?)、家から学校が遠い子供は、2時間ほどかけて通ったらしいのだ。
朝6時に集合し、上田上の大鳥居~田上の学校まで。
消費されるワラジは一日2足とも4足とも。
「エゲツナイ!」ホタルの生命力
田上のホタル復帰活動にも関わっていたという東郷さん。
「(人工の?)U字溝ができたときはダメかと思った。しかしえげつなく強いです、ホタルは」
(おそらくコンクリであろう)U字溝の合間、継ぎ目からコケが発生。
そこにホタルは卵をうみつけ増えていった。
1匹が300~500個の卵を産み、0.5%しか成虫になれない厳しい世界とのこと。
「ホタルのメスほどひどい女はいません。オスは回転レシーブのように飛び回ってアプローチするのに、気に入らねばフリまくるんですからね」
ホタルのオスにささやかなエールを送ろう。
6月から飛び始めるとのことなので、写真ブログ的にも彼らの戦果に大きく期待したい。
他には、古い道具を見ながらの話、和紙に使う「こうぞ」採りのアルバイトの話や、ヘチマのスポンジの話。
来場客の年齢層からか、どこか懐かしさを感じている、といった会場の雰囲気であった。
龍谷大学 里山学・地域共生学オープン・リサーチ・センター
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