2008年12月31日水曜日

行きかう年もまた… 旅人たち


2008年も、もう少しで終わる。
みなさんにとっては、どんな年だっただろうか。

自分はと言うと。
記事や撮り貯めた写真を見ていると、色んなことを思い出すが…。
印象的だったのは、大津市長選挙での出口調査のアルバイトだったろうか。
そして、瀬田エクスプレスライターとしてやりきったと思うのは、やはり徒歩での琵琶湖一周だ。


行きかう年もまた

月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。

手元の角川ソフィア文庫『新版 おくのほそ道』冒頭を眺める。
解説を読んでみると、なかなか考えさせられる。

人生をのせる天地は常に流転していて、それそのものが旅人といえる。
だから、旅というのは宇宙の根本原理だ。
その旅の中に死ぬことは、純粋な生き方なのだ、と。

ちょっと寂しい、学生の一人暮らし。
通う学生や関係者も、交通機関で素通りしてしまいがちな滋賀。
そんな様子を見て、
「学生もある意味、4年間いる息の長い旅人なのかもしれないなあ」
と、ちょっと悲観的になることもある。
そんなときは、この「旅人」であることが「疎外」と思えるが。

宇宙が旅人ならば、まあ、しょうがないか。
それもまた自然なことなのかなあ、などと思えてくる。

そんな懐が広い芭蕉は、旅に生きる「自己の人生を、かつ嘆じ、かつ興ずる」と解説。
自嘲気味でありながら、どこか柔らかい表情が思い浮かぶのは、自分だけではあるまい。


大津市の市民憲章にもこんな一文がある。

1.あたたかい気持ちで旅の人をむかえましょう。


来年という旅人は、どんな人だろうか。

2008年12月30日火曜日

「千円ください」 嘘か真か、年の瀬の珍事


「今日63歳の無職に千円をあげてしまった…。」

久々に一本投稿した年の瀬の夜。
届いた携帯メールに目を疑った。

瀬田キャンパスを卒業した先輩が滋賀に帰ってきている。
その先輩の一人からのメールなのだが…。

なんでも、この先輩。
大津パルコに買い物に行こうと膳所付近を歩いていたところ、老人に声をかけられ千円をあげてしまったというのだ。
相手は自称無職の63歳。
大阪から膳所に3社、職の面接に来たが、どれも落とされてしまったと話すこの老人。
なんと帰る金がまったくないから、1000円くれと言う。
歯がガタガタで、ジャンパーを着込んだ男性。
所持していたペットボトルには、濁った泥水が入っていたらしい。

「断る理由も無かったし…」

何やってるんですか、先輩…。
真っ先に「嘘だ!」と思う自分。

「俺は信じてるけど。そこまでプライド捨てなければ家にも帰れない人だったんだし。返すから連絡先教えてって言われたけど断った。あとで面倒になるのも嫌だったからね。その後パルコで今森光彦さん(大津の里山写真家)の写真がある、ちょっと値がはる本を買って帰ってね。1000円くらい、どうってことないと思ったよ」

たしかに、パルコでは1000円くらい軽く飛んでいきますけれど。
うーん。

海外では行くところに行けば物乞いに囲まれるのは普通だ。
自分も経験がある。
が、日本国内でこんな話を身近に聞いたのは初めてだった。
老人が言うことが、本当でも、嘘でも、ちょっと微妙な気持ちになってしまう話である。

自分だとさっさと逃げるか、膳所駅前の交番まで連れて行くだろう。
交番で交通費くらいは貸してくれるらしいと聞くし、怪しい人物なら警察は嫌がるはずだ。


この記事は、ちゃんとこの先輩の許可をもらって書いているが…。
膳所で起きた年の瀬の微妙な珍事。
みなさんは、どう思われるだろうか?

職求む 瀬田学生の就職事情


写真は、瀬田の学園通りで28日見かけた交通安全看板。
首をすっ飛ばされたその姿。
まるで雇用の厳しい世相を現しているようだ。


瀬田学生の就職事情
さて、瀬田の学生の就職事情はどうなっているのか。
ごたぶんに漏れず、結構厳しいようだ。
キャンパス内の就職支援看板にも、厳しい状況に負けないためには?のような記述が見てとれる。

自分の周囲には、まだ春からの進路が決まっていない人が少なくない。
尊敬できる人。いい奴。こだわりをもっている者。
「なんで決まっていないんだ?」
と首を傾げることも多い。

就活をはじめた3回生の後輩たち。
相談にのることも多いが、早くも厳しさを肌で感じているようで。
そんな中でも、前向きにがんばろうとしている。

写真の看板の首が早く治ることと、瀬田のみんなに明るい兆しが見えることを願いたい。


職、求む
私事ではあるが、実は自分ことKも、4回生でありながら、春からどうするかまだ決まっていなかったりするのだ。
このままでは国民の義務も果たせない身分になってしまうかもしれない。
まったく、情けない限り。

自分の場合は、シューカツというものが、どうにも肌に合わなかったようだ。
いろんな会社を見ることができて、面白く感じる部分もあったのだが、ノリ切れなかった。
合コンを渡り歩いているような感覚、と言っては語弊があるかもしれないが。

自分のような変わり者ですが、宜しければどなたか、雇ってやってください。

2008年12月28日日曜日

瀬田にも初雪


12月26日夕方。帰る途中に、本と食料を買いにフォレオ大津へ。フォレオが出来たことによって、大通りを通らなくても家に帰ることが出来るようになった。いつも車線変更で身の危険を感じていたので、これは結構大きい。

フォレオの新幹線展望台 は、全く新しい瀬田の風景を見せてくれる。この日は夕陽に染まる、冠雪した比叡山がくっきりと見えた。なお琵琶湖バレイ方面は大雪らしく、見えなかった。友人の情報では、湖東の八日市もかなり降ったらしい。

この冬は、昨年よりよい雪景色の写真を撮りたいものです。またSL見に行こうかなぁ。

2008年12月23日火曜日

フォレオから見る新幹線シリーズ

夕暮れの街を切り裂くように。
CANON EOS 30D EFS10-22 usm
16mm ISO1600 F5.6 1/6sec

フォレオが出来たことは、龍大生にとってプラスの面が多いと思う。日々の買い物の殆どが、ここで完結してしまうからだ。電気屋、本屋、スーパーの3つに、100均、フードコート、ボウリング。インテリアの店もある(学生には多少高いけど)

これまではパワーセンター大津がそういう存在だったのだが・・・。ジョーシン電機の跡地は、ラジコンのコースになっていた。これからどうなるのかなぁ。

フォレオにはこれからちょくちょく行く予定なので、新幹線のいいのが撮れれば、また公開していきます。

2008年12月22日月曜日

百万人の怒れる県民?裁判員制度、滋賀は


最近ニュースでも大きく取り上げられているが、裁判員制度が、来年の5月から始まる。
もうすでに、関係書類が届いた候補者もいるようだ。
面倒だから、なのか?否定的な反応のニュースを目にすることが多い。

朝日新聞
裁判員候補3人、制度反対訴え実名会見「裁きたくない」

産経新聞(Yahoo!ニュース内)
コールセンターに14日間で3万件、辞退質問が半数以上 裁判員制度


写真は大津地方裁判所
6月に、ゼミでする裁判傍聴の打ち合わせに行く後輩の、おまけでついていったときのものだ。
裁判員制度用に、新庁舎、庁舎別館「第21号法廷(裁判員裁判用法廷)」が建っていた。
中を見せてもらったが、新しい木の香りに、モニタなどの近代的な設備が整っていたのが印象に残っている。

法廷内の写真も撮ってあるのだが、公開には結構面倒な申請が必要らしく、表に出すのは控えている。
以下のページに法廷内が掲載されているので、気になる方は。

大津地方裁判所サイト内
裁判所 | -平成20年度法の日週間記念行事-あなたが裁判員に選ばれたら


100万人の怒れる県民?

総務省のサイトによると、滋賀県の有権者数は、100万人と少々。
その中から裁判員候補が選ばれるのだが、その確率は1万490人にひとり。
秋田、福井についで、滋賀県は全国で3番目に少ない確率と産経の記事にある。
比較的平和な県、ということらしい。

産経MSN
裁判員…選ばれる確率は「大阪」トップ

ひょっとしたら、滋賀の大学生からも選ばれた人がいるかもしれない。


この記事を見ているときに、以前テレビで見た「十二人の怒れる男」という映画を思い出した。
1957年の映画で、アメリカの陪審員制度を題材にした名作である。
十二人の陪審員が、父親殺しの疑いのある少年を、有罪にするか無罪にするかでぶつかり合う話。

ちょうどいい機会だったので、大学の図書館で見直してみた。
その中で、印象的なセリフが。

我々には責任がある
これが 実は民主主義のすばらしい所だ
つまり 何と言えばいいのか
通告だ 郵便で通告を受けるとみんながここへ集まって
全く知らない人間の有罪 無罪を決める
この評決で私たちには損も得もない
この国が強い理由はここにある


後半、ある陪審員が放つ言葉。
上の否定的な反応のニュースを見た後では、ちょっと考えさせられる。

直接的には人を裁いてなかった国民も、間接的には裁いてきたのだし…。
その責任を実感する上でも、この裁判員制度はそれなりにいいものではないのかな、と個人的には思う。
あまり法律・裁判のことには詳しくない自分だが。


裁判員制度。
みなさんは、いかがだろうか?


瀬田エクスプレス関連記事
裁判員制度せまる!大津地方裁判所の動き

2008年12月19日金曜日

今年の漢字「変」 滋賀の変を見る


2008年、今年の漢字は「変」だった。

産経MSN
今年の漢字は「変」 金融危機、食の安全、日米トップ交代…


写真は、今年春の瀬田キャンパスの自販機。
よく見ると、とても「変」。
見渡してみると、結構「変」なものが多い。


師走の滋賀に、「変」なニュースも。

産経MSN
JR西車掌を逮捕、女高生包丁で脅しトイレ連れ込む


滋賀に住む女の子と話していると、「夜遅いと変な人がうろうろしてるので」という話を聞くことがある。
以前にも、瀬田で出た不審者をこのブログでも扱ったことがあった


大津市のメール配信サービスに、「不審者情報」というものがある。
ここ2年ほど登録しているのだが、2008年は13件の配信があった。

その中から、瀬田の事例2件を載せてみる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 大津警察署からの情報提供です。
平成20年2月6日(水)午後6時00分頃、
大津市大江一丁目(瀬田学区)路上で
中学生がスカートをめくられお尻を触られた事案が発生しました。
不審者の特徴は、
黒色ライン入りジャージ着用の高校生風の男、銀色の自転車。
地域の方の見守る活動をよろしくお願いします。

************************
自治振興課生活安全グループ
************************

 大津警察署からの情報提供です。
平成20年5月22日(木)午前8時05分頃、
大津市一里山五丁目1番地先(瀬田東学区)路上で
年齢40歳位の男が生徒を呼び止め、陰部を露出するという事案が発生しました。
不審者の特徴は、
髪は黒色の短髪、灰色の作業服の上着に、ジーパン姿。
地域の方の見守る活動をよろしくお願いします。

********************
自治振興課生活安全係
********************

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大津市サイト
大津市メール配信サービス



こういった「変」は、ご遠慮願いたいものである。

2008年12月18日木曜日

滋賀にもせまる不況の影 外国人労働者は


写真は長浜市内。
夏に琵琶湖を一周歩いたときのものだ。
日本的な古い街並みと、よく見かける外国人の姿が対照的な都市。


以前にも書いたが、滋賀県は外国人労働者が多い。

滋賀県の外国人登録者数は、2007年で3万人ほど。
外国人就業者割合は2.0%で、全国第5位。
さらに、県内総生産に占める第二次産業の割合が46.8%で全国1位だ。

例外なく不況の影がさしてきているようで、解雇に関していくつか記事が出ている。


朝日新聞
日系ブラジル人労働者ら、解雇撤回求め労組加入 滋賀

京都新聞
日系ブラジル人大量解雇 県内の工場、不況直撃


長浜市には大手の工場もあり、県内でも特に外国人労働者の数が多い市だ。
中でもブラジルやペルーなど南米からの人が一番多い。


今年は、ブラジル移民100周年らしい。
自分の親族にも一人ブラジルに渡り、近年現地で亡くなった人がいた。
ピラニアの剥製のお土産をもらったり、将棋をさした思い出などが頭をよぎる。
南米の太陽の下でのたくましさを感じられる顔つきだったのを、覚えている。


不況の寒空の下、滋賀の外国人労働者の顔は、どんなだろう。

2008年12月17日水曜日

冬の使者はいずこへ?

12月15日月曜日、野洲川河口にて。たまたまこの辺に用事があったので、立ち寄ってみたのだが、冬の使者、コハクチョウの姿はなかった。

そこで、帰り道は湖岸道路を南下して、草津市の志那浜へ。ここは昨年http://seta-express.blogspot.com/2008/01/blog-post_15.htmlの写真が撮れた場所だ

しかし、ここにもコハクチョウの姿はなかった。観察小屋まで立っていたのだが。

ここに来ていたカメラマンによると、15日昼、今冬初めて志那浜に着水したらしい。が、まもなくボートに追われ、飛んで行ってしまったのだという。

落胆して帰ろうとしたところ、
琵琶湖大橋に虹が架かっていた。コハクチョウ、戻ってくると良いが・・・。

2008年12月15日月曜日

PRINCESS KANSAI 2008、華やかにフィナーレ



瀬田エクスプレスが撮影を担当してきた関西最大のミスコンテスト、プリンセス関西のファイナルが、12月13日、大阪の堂島リバーフォーラムにて行われた。

各賞の受賞者は以下の通りです。
グランプリ:松尾亜衣さん(写真中央)
準グランプリ:今田果奈さん(左から二人目)
特別賞:神田侑子さん(右から二人目)
GIZA賞:深谷江里子さん(左端)
ブログPV賞:今村仁美さん(右端)

エントリー者および運営スタッフの皆様、お疲れ様でした。

また、ファイナルイベントのウエディング撮影に際し、滋賀県守山市の上原フォートスタジオ様にご協力を頂きました。本当にありがとうございました。


7月の祇園祭でのイベント撮影を担当したことがきっかけで、その後の撮影も担当することになりました。その時は、ここまだ大掛かりなイベントになるとは知らず、軽い気持ちで協力を申し出たのですが・・・。

それからファイナルに至るまで、ほぼ全てのイベントに行き、HPやパンフ用の撮影を担当しました。特に個人撮影、ポートレートに関してはわからないことばかりでした。至らない点も多かったかと思いますが、たくさんの人の協力もあって、なんとか形にすることが出来ました。

この拙い地域ブログをやっていたことがきっかけで、生まれた人脈でした。イベントのプロジェクトリーダー石橋さんが立命館BKCの大学院生だったり、イベントのMCを担当してくれた仙石さんが滋賀レイクスターズのスタジアムDJだったり・・・。
意外と身近で繋がっていたことも不思議で、面白かったです。ウチのゼミ教授がいつも言う「身近なことろに面白いこと、凄いことがある」「だけど気付きにくい」ってのはまさにこのことですね。

さて明日からは、また滋賀県の風景写真を中心に記事を書いていきます。これからも地域密着型フォトジャーナリズムブログ、瀬田エクスプレスをよろしくお願いいたします。

2008年12月13日土曜日

瀬田でも空が笑ってる


最近、空がにぎやかだ。
写真は、今月1日の瀬田の夜空。
月と金星、木星が並んで、かわいいスマイルマークが浮かんでいたようだ。

この写真、瀬田に住む知人の女性(ペンタックスK200D使い)が瀬田から撮影したもの。
見せてもらって感動してしまったので、ぜひ瀬田エクスプレスで紹介させてください、とお願いしたところ、快諾をいただいた。
クリックして拡大してみていただくと、三つの天体が作る笑顔っぷりがよくわかると思う。

「撮ったときの心情?おおー!すげー!!かな。笑」

「(のどかな分)これくらいいいもの見させてもらわないと。空が広いところに住んでなかったら撮れなかったかもね」



Yahoo!ニュース(産経新聞)
次はいつ? 夜空ににっこりマーク

西日本新聞
月☆金星☆木星 仲むつまじく 師走の天体ショー、今夜も見ごろ / 西日本新聞


このように、世間でもちょっと話題になっていたようだ。
自分も、後日紙の新聞にとりあげられているのを見て、
「瀬田から写真におさめたかった!」
と悔しく思っていたところだった。

こういったことには女性の方が敏感なのかもしれない。
こんなニュースも出ている。

デジカメWatch
「写真を撮るのが好き」最多は20代女性


14日(日)は、ふたご座流星群が一番良く見える日で、毎年1時間に20~30個の流星が見れるという。
日曜日は天気が悪くなる予報らしく、今日届いた大津市科学館のメール配信サービス(大津市メール配信サービス内)には、
「12日か13日の午後9時から見るといい」
と書いてあった。


忙しく余裕がなくなりがちな師走。
景気後退、内定取り消しと相変わらずよくないニュースも多いが。
ちょっと空を見上げてみると、元気になれるかも?


カメラ:PENTAX K200D
使用レンズ:smc PENTAX DA 50-200mm F4-5.6 ED
焦点距離:50.0 mm
絞り:F4.0
シャッタースピード:1/3 秒
ISO感度:1600

2008年12月11日木曜日

オープンから20日 フォレオ大津一里山


夜、閉店時間ころのフォレオ大津一里山。
木々のLED電飾が樹氷のよう。
冷たくはりつめた空気と、ちょっとしたコラボレーションを生んでいる。

オープンが11月下旬で、クリスマス商戦時期ということもあり、はじめから電飾がある。
店内もクリスマス時期の装飾が目立っていた。


オープンから20日。
近くに住む30代女性の話によると、
「日用品の買い物はすごく便利になったよ。駅前まで出なくて良くなった」
と、いうことだった。
このあたりに住む人たちは、ヒカリ屋やアルプラザなど瀬田駅前のスーパーに買い物に行くことが多かった。
歩くと片道30分くらいはかかるので、そのあたりは楽になったということだろう。
家電も、車や電車で遠くまで行かなくても買えるようになった。

一方で、
「星は見えにくくなった気がするね」
といった話も。


毎日の新聞記事に、フォレオ、イオン、ピエリの、最近オープンした滋賀県南部ショッピングセンターの比較があった。

毎日新聞
県南地域SCの“変” 集客へ違いをアピール /滋賀

記事によると大津市の人口が増えているようで、フォレオに隣接する大和ハウスの住宅地も、今年度中には入居が終わるということらしい。

上で出てきた近隣住民女性。
付近で写真を撮っていたところ、この住宅地に入った奥様?と写真についての世間話になったことがあるという。


夜空からちょっとした世間話まで。
色んな変化がおきているようだ。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:24.0 mm
絞り:F5.6
シャッタースピード:1/100 秒
ISO感度:1600

2008年12月8日月曜日

ヨットハーバーのライトアップ

大津港、大津マリーナのヨットハーバーがライトアップされている。琵琶湖花噴水と一緒に撮れて、かなりキレイ。今日撮りに行ったのだが、先ほどNHKのニュース9で最後にこの映像が流れていてびっくりした。

Canon EOS 30D EFS17-85IS usm
53m ISO100 F6.3 13.0sec
平日は人が少なく、ゆっくり撮る事が出来るので、お勧めの場所だ。

京阪電車を貸し切れる?

大津エンパワねっとの関係で、京阪電車石坂線内のコミュニケーション活性化を図るためのフリーペーパー「21TIMES(仮)」の発行に携わることになった。龍谷大学からは僕のほかに、五人の学生が参加する。どういうものが出来るかは全くわからないが、地域の方とよく協力して、良いものを作り上げたい。

さて、昨日はその会議だったのだが、京阪本線の新入社員(19歳)が、全くのボランティアでこの事業に参加してくれている。京阪電車で働くために工業高校に入り、見事鉄道マンになったという筋金入り。高校時代から石坂線が好きで、よく写真を撮りに来ていたそうだ。

その彼から聞いた話によると、京阪電車を貸しきることが出来るらしい!石坂線の車両定員90X2の運賃を支払いさえすれば、貸切電車が運行できるという。彼は実際に貸しきったことがあるらしいのだが、ちょっと検索をかけた限りでは、公式的なものは見つからなかったので、詳しくは京阪電車にお問い合わせを。

2008年12月7日日曜日

星降る夜

昨晩は大変に冷え込んだ瀬田。夜空には星が輝いていた。一年に何度かは、瀬田からもこうして星がはっきりと見える日がある。自宅マンションから撮影。もうすこし田舎のほうへ行けば、すごい写真が撮れるのだろうが・・・。天体撮影は寒さとの戦いなので、車がない自分には無理ですね・・・。

Canon EOS 30D EF24/2.8
24m ISO1600  F2.8 15sec

2008年12月6日土曜日

フォレオ2階から見る新幹線













フォレオ大津一里山に、新幹線の展望テラスがある。
2階の、正面入り口から向かって右側だ。

何度か寄ってみたが、やや上の、なかなか近くから新幹線を見ることができる。
ベンチが置いてあって、座りながら瀬田の夜景と一緒に楽しむことも可能。
窓が大きく、建物の中に座るところがあり、内側からでも見れ、上のように新幹線についての解説パネルもある。
自動販売機も近くにあり、一息つくには良さそうだ。

訪れるのは家族連れが多く、子供たちが一瞬で通り過ぎる新幹線を見ては、はしゃいでいた。
カップルや、休憩中らしき従業員の姿も。

「すごいねー。初めて見る瀬田の風景だよね」

と、女の子の二人連れ。

たしかに、南からこの高さで瀬田の町を見下ろせるところは、あまりなかったかもしれない。
アイスアリーナくらいだろうか。


またひとつ、滋賀に鉄ちゃんスポット。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:NIKKOR-H・C Auto 28mm F3.5
焦点距離:28 mm
絞り:F8
シャッタースピード:1/320 秒
ISO感度:400
トリミング加工

2008年12月5日金曜日

晩秋の紅葉:石山寺3


石山寺の紅葉3。 この日は中学生が画板を持って写生に来ていた。こんな綺麗な風景を描く授業があるなんて、本当にうらやましい。

Canon EOS 30D EFS17-85IS usm
24mm ISO200 F11 1/50sec

2008年12月2日火曜日

晩秋の紅葉:石山寺2

今日は、月の下に明るい星が二つ、はっきりと見えていた。何か不思議な感覚を覚えつつも、写真は撮らなかったのだが、帰ってきて調べると、月と、金星と、木星だったらしい。撮ればよかった~。

こういったとき、知識がまだまだだなぁと思う。つねにアンテナを張り巡らさねば。

写真は、石山寺の門をくぐる前の紅葉。このときカメラの設定をRAWにするのを忘れていたので、JPEGで撮影しているが、それでもこの画質!(自分は風景写真はほぼ100%RAWで撮って、DPPで現像)

canon eos 30d EF50/1.8
ISO100 F4 1/250sec

最近は卒論などで忙しく、それほど書くことも無いのですが、多くのアクセスをもらっているので、なるべく毎日更新していけたらなぁ、と思っています。

2008年12月1日月曜日

晩秋の紅葉:石山寺

今朝、瀬田の唐橋から比良の山々を見ると、山頂付近が白くなっていた。唐橋の銀杏は完全に葉を落とし、街路樹も鮮やかな黄色からくすんだ色へ。いよいよ冬の到来を感じる、このごろの瀬田。

最近なんだかんだと忙しい日々が続いていたが、一番身近な紅葉名所である石山寺に、今日やっと行くことができた。

石山寺の紅葉は、少しピークを過ぎた感じもあるが、次の雨までは大丈夫だと思う。落ち葉になった紅葉と苔のコントラストが美しい。

canon eos 30d EFS10-22usm
22mm ISO200 F8 1/80sec

2008年11月27日木曜日

夜景新名所、フォレオ屋上

フォレオ大津一里山の屋上駐車場から。車止めの向こうに結構なスペースがあり、壁もそれほど高くないので大津、草津の夜景が一望できる。新たな撮影スポットの誕生だ。
canon eos 30d EFS17-85IS usm
17mm ISO100 F8 8sec 壁にカメラを置いて、セルフタイマーで撮影

フォレオのすぐ下には新幹線も走っていて、これを上手くとると、かなり迫力がありそうだ。

canon eos 30d EFS17-85IS usm
17mm ISO1600 f5.6 1/4sec

もう少し技術があればねぇ・・・近いうちに再チャレンジしたいと思います。

2008年11月26日水曜日

フォレオに掛かる虹

25日夕方、雨がぱらついて来たので、洗濯物を取り込むためにベランダにでると、見事な虹が掛かっていた。

そこで急遽準備をし、フォレオ大津一里山へ。

着いた頃には虹は大分薄くなっていた・・・。


滋賀県はよく虹が出ますねえ。何気に一眼レフで虹を撮ったのはこれが始めてでした。この後、フォレオの夜景の写真も撮りましたが、それはまた後日。

変わる?下宿生の食生活 フォレオ大津一里山


フォレオ大津一里山、22日土曜日夜。
オープン二日目の夜。

この夜も車での客の入りは多いようで、駐車場のひとつが満車となっていた。
店内をブラブラすると、休みということもあってか、家族連れの姿が多いように思えた。
アルバイトには、学内で見た顔も。


さて、オープン最初の週末、3連休を抜けて。
そろそろ周囲にもフォレオに買い物に行った人も増え、感想が出てきている。

まず、瀬田や瀬田よりの南草津、その南部に住む人たちからは、便利になったと言う声。

学生には、JRの駅周辺や繁華街からやや離れた場所に住む人たちもいる。
主に、南草津南部にある学生マンション群の住人がそれだ。
龍谷大学瀬田キャンパスに通う学生にも、このあたりに下宿している人は少なくない。

そういった学生たちからは、学校帰りに寄れる日用品を買う場所として重宝する、といった声が聞こえてくる。
特に、気軽に立ち寄れる自分の足(バイクや自転車)で大学に通う人は嬉しがっている。

ただ、このあたりのマンションに住む学生は、マンション~大学直行のシャトルバスを利用している人も多い。
シャトルバスを利用している人は、一度キャンパスから出て、フォレオの買い物袋をさげて、バスに乗りにキャンパスに戻ることになる。
キャンパス内で、ネギが飛び出たスーパーの買い物袋をさげた学生の姿、なんて不思議な光景も考えられるが、歩いて往復するには、ちょっとばかり迷う距離かもしれない。

今後も周囲の学生から話を聞いてみたいと思う。


日曜日に学生仲間とみそ鍋を囲むことになり、初めてフォレオ内のスーパーで買い物をした。
さすがに客が多く、魚介類のあたりが一番込み合っていただろうか。
6人の腹をすかせた学生が、カキ、ホタテ入りみそ鍋をお腹いっぱい食べて、一人530円。
少し、幸せな時間をフォレオからもらった。


カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:18.0 mm
絞り:F8.0
シャッタースピード:1/40 秒
ISO感度:1600

2008年11月25日火曜日

イオンモール草津、いよいよグランドオープン!!

フォレオ大津一里山に続いて、イオンモール草津が、11月26日、ついにグランドオープンする。といっても先週土曜日からプレオープンでほぼ全ての店舗が営業しているのだが。営業している店舗の中には、近隣のショッピングセンター、パワーセンター大津から移ってきたジョーシン、ライトオンや、瀬田駅前から移ってきたミスタードーナッツなどもあった。

イオンモール草津は、この秋オープンした店舗の中では最大で、4000台の駐車場を持つ。家族で遊べるショッピングセンターを目指すとの言葉通り、映画館や子供向けの店も多い。この辺がフォレオとの違いか。また、エコに配慮しているらしく、屋上には太陽電池の発電装置があった。


今年の3月25日に撮影したものがこの写真なのだが、湖岸の風景も随分変わった。人の流れも、金の流れも。イオンモールが今後、どのような影響を地域に与えていくのだろうか。

湖東紅葉めぐり5 彦根城玄宮園


国宝、彦根城を臨む庭園、玄宮園。この時期、特別にライトアップされる。人も多くなく、オススメだ。入場料500円。映画などもたびたび撮影されている玄宮園。時代劇が好きな人は、ハッとするかも。

湖東紅葉めぐり4 西明寺

湖東三山の一番北側にある、西明寺。国宝の三重塔が、紅葉に包まれていた。湖東三山は全て天台宗派に属する。いわずと知れた、比叡山を宗本山とする宗派だ。西明寺は、一時は織田信長の焼き討ちにもあったようだが、この三重塔と本堂は生き残り、鎌倉時代といわれる建築の面影を今もはっきりと残している。

2008年11月23日日曜日

事故発生 フォレオ大津一里山前

22日、午後6時過ぎ頃。
フォレオ大津一里山の前で、パトカーが赤色灯をともらせて停車していた。
ちょうど、フォレオ大津一里山の、南側の駐車場出口交差点あたりだ。

詳しい話はわからないが、近隣に住む人に聞いてみると、接触事故らしい、との話であった。
警察官が数名と、件の車両らしき車。

まあ、これだけ車が出入りすると、そんなこともあるのだろう。
と、フォレオの夜景を撮っていた、午後7時前。

ドンッ!

という、鈍い音がすぐ近くから。

また、さっきの交差点で接触事故が起こった。
路肩に二台、車が寄せていく。
前後の接触のようだった。


22日は土曜日。
瀬田キャンパス通学の学生は、平日と比べるとだいぶ少ない。
平日の帰宅時間ともなると、かなりのバイクや自転車が通ることになる。


短時間に目の前で2件の事故現場を見てしまうと、これからちょっと、心配ではある。

2008年11月22日土曜日

湖東紅葉めぐり3 金剛輪寺

朝から膨大なアクセス数。どうやらフォレオ大津一里山の記事が効いているようだ。グーグルで検索をかけると、かなり上位にヒットする。昨夜10時前にイオンモール草津の前を通ったのだが、プレオープンだというのにすごい人。専用の道路、信号も作られていて、あの辺りの風景が一変した。以前は、田んぼがだた広がるばかりだったのだが。

さて、湖東三山の紅葉の話を。金剛輪寺は、湖東三山の真ん中に位置する。創設者は行基。

紅葉は、完全に見頃を迎えていた。この連休がラストチャンスか。
本堂は国宝、三重塔は重要文化財。


こちらが重要文化財の三重塔。下から見上げると、紅葉が星のようだ。

フォレオ大津一里山、オープン 8ヶ月前の姿






















フォレオ大津一里山が、21日、オープンした。
写真は、今年3月17日のもの。
8ヶ月前の姿を見ると、はなかなか想像しにくい。

車は予想通り多く、後輩も「バスが動かなかった」とこぼす。
午後5時過ぎにはフォレオから帰る車で列ができ、一号線バイパスを抜けた少し先、学園通りファミリーマートのあたりまで連なっていた。
雨の降る中、自分も二輪でその列の中にいたのだが、瀬田駅口まで出るのにこれまでの2倍はかかったように思う。

そのおかげで、暗くなった後のフォレオをじっくり見ることもできた。
結構な光の量で、真新しい透き通るガラスの建物からもれる光と、バックには大津の夜景も見え、一見、キレイ、ではあった。
飲食店に限り午後11時までなので、これまで真っ暗だった道が、遅くまで明るくはなりそうだ。
光害ととるか、前よりは夜道も安全ととるか。
人それぞれではあるだろうが…。


今度、三脚を持って行ってフォレオの夜景を撮影して、紹介してみようと思う。

2008年11月21日金曜日

湖東紅葉めぐり2 百済寺


永源寺からおよそ20分、百済寺(ひゃくさいじ)に到着した。創設者とされるのは、なんと聖徳太子。庭園内が見事に紅葉していたが、山の中はまだ青かったので、この連休から来週も楽しめそうだ。

駐車料金無料、拝観料500円。

2008年11月20日木曜日

フォレオ大津一里山、プレオープン 客足は?

今日、20日。
明日21日の本オープンを控えた大型ショッピングセンターフォレオ大津一里山の、プレオープンだったようだ。
学生や大学の職員さんの間でも、話題にする声があちこちから聞こえる。
そういえば、学内の掲示板にもこの施設の大きなポスターが貼られていたが、施設のお偉いさんでも挨拶に来たのだろうか。

午後3時前、ちょっと覗いてみた。

こ、これは…。
駐車場が3つあるようだが、どこも結構、埋まっているようだった。
上の写真には、手前左に空きが見えると思うが、それ以外はほぼ駐車中。
全部で1500台ほど入るらしいが、実際車が入っているのと見てみると、その大きさに驚く。
自転車置き場にも6~7割は入っていただろうか。

中の店も覗いてみたが、午後のティータイムとあってか、飲食店には多数の奥様方の姿が見える。


そして、懸念される渋滞。
フォレオ大津駐車場の出入り口から、新幹線高架を抜け、一号線バイパスまで。
学園通りまっすぐに車が並んでいる。

警備員は車の誘導に必死だったし、ちょっと離れたところには警察官の姿もあった。
パトカーや徒歩での警らも。

これで午後3時…。
朝の時間帯や、夕方となると、もっと増えるだろう。

現に、今日午前10時半に学園通りを瀬田キャンパスに向かって上がったが、瀬田駅前からずーっと車が続いていた。
上側、龍谷大学瀬田キャンパスの前の交差点にも車が詰まっていた。


さあ、大変だ。
明日本オープンになるわけだが、相当の渋滞が起きそうだ。
信号も、新たに2つ増えている。
瀬田キャンパスに通う学生は、学園通りをあがる帝産バスに乗るわけだが、これではバスが動けなくなることも考えられる。

「今日バスぜんぜん進まなくなかった?明日歩いていかん?」
「そうやね、一緒に歩こうか」
そんな女の子たちの声がキャンパスでも聞かれた。

石山駅側からもキャンパス行きのバスが出ているが、そちらの渋滞も気になるところだ。
日常的に自動車やバイクでここを通っている方も、ご注意を。

事故が起きねばいいのだが…。
これを機に、また学生の交通マナーについて取り沙汰されることも、あるかもしれない。


しかしまた。
瀬田に住む人の生活にも、大きな影響を与えそうだ。
わかりきったことではあったが、現実に大きな施設が開いているのを目の前で見ると、あらためてそう感じる。



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湖東紅葉めぐり1 永源寺

書き溜めていることが結構あるので、急いで更新。今書かないと、書けなくなる。

11月19日、友人5人とともに、滋賀県が誇る紅葉名所、永源寺、湖東三山に行ってきた。瀬田からは高速を使い、八日市インターを降りて20分ほど走ると、永源寺に着く。さらに上流には永源寺ダム、愛知川渓谷もあるのだが、今回は断念した。

永源寺の紅葉は、まさに今が見頃。境内はご覧のようにすごい人の数だった。また石段をあがるため(湖東三山もそうだが)体力が必要だ。

駐車料金500円、拝観料500円。
人がいない一瞬を狙って撮影。
canon eos 30d EFS17-85IS usm
22mm ISO200 F8 1/10sec

ブロガー交流 朽木小川より

瀬田EXも今日で一年。ブログを通して、様々な出会いがあった。

ブログは、情報発信ツールとしてかなり大きな存在になっている。日本においては、その利用者数2000万以上(IT media調べ)。ホームページより手軽に更新ができることから、ブログを使っている場合も多いという。

インターネットで調べ物をするときも、上位にブログが来ることが多い。先日も紅葉狩りの計画を立てるときに引っかかったブログがあった。

朽木、小川より

このブログを前日見て、この場所に行くことにした。現場へ着くと、ソニーのサイバーショットを持った男性がいた。地元の方と話をするの好きなので、いつもの感じで話をすると、びっくり。「朽木小川より」を運営する方だったのだ。名刺を交換して別れ、自分の写真をブログに使ってもらって、リンクも貼ってもらった。

地域ブログがデータベースとして機能していることの、一つの証だと思う。瀬田EXでも瀬田や滋賀の情報をかなり発信しているが、多少影響を与えることが出来ていれば、うれしい。

瀬田エクスプレス1周年 これからの瀬田発情報発信


このブログ、瀬田エクスプレスが始まってから、今日で1年目となる。

写真は、おそらくここ1年で、個人的には一番気に入ったものだ。
滋賀県高島市マキノ町にある、マキノサニービーチにて。
撮影は今年の5月上旬。
8月中旬にここを歩いたときはキャンプ客で浜中人だらけだったが、GWはまだあまり人もいなかった。

どこが気に入っているか、と聞かれると、一言では説明できないのではあるが。
一見してもうらうと、なんとなくは理解していただける、そんな写真だと思う。

これから春まで、短い間ではあるかもしれないが、お付き合い頂ければ幸いだ。

カメラ:NIKON D40
使用レンズ:18.0mm - 55.0mm (F3.5 - 5.6)
焦点距離:18.0 mm
絞り:F8.0
シャッタースピード:1/500 秒
ISO感度:200
ホワイトバランス:晴天
ピクチャーコントロール:風景
若干傾き補正


瀬田エクスプレス一年を振り返って

「滋賀」というテーマを設定することで、ある程度は方向性を付けられた。
多少は滋賀への興味を持ってもらうこともできただろうし、まだまだ稚拙なものだけれども、こういった場を用意できたことに関しては、後悔はない。
滋賀の社会や歴史についても、自分たち自身、以前と比べてかなり興味を持つことができた。
中身の出来はともかく、県紙を目指し2005年にスタートしたものの、半年でストップしてしまった「みんなの滋賀新聞」よりは長く続いている。
ははは。


だが、ここに来て、色々な問題も見えてきた。

まず、思ったより、あとが続かない。
社会学部所属生主導でもあるし、こういったことに興味を持つ連中は多いはずなのだが。
後続に仲間を集めようともしたし、登録メンバーは増えてはいるが、いかんせん、撮れない、書けない、続かない。
写真を撮ったり、文章を書く、表現行為。
それを続けることは、どうやら結構、大変なことなのか。
SNSなど閉鎖空間では自分語りが饒舌な大学生も、いざ公開となっては躊躇するらしい。


そして、ブレる方向性。
自分とshu-jiがメインで記事を投稿しているが、今この二人の間では、確実に見ている方向が違ってきている。
最近の記事内容を見ていただければわかると思う。

自分は、社会やニュースから感じたことと絡め、見たこと聞いたことから写真と文章で綴っている。
shu-jiはきれいさを求める写真中心の表現。
かつ広告に惹かれ、そういった方向に人脈を作るのに楽しみを覚えているようだ。

もともと、そんな違いは見えていたものの、ここのところ活動に方向性の違いが顕著に現れている。
まあ、趣味でやっているようなものなので、仕方がない部分もあるのだが…。
記事どうしに関連性が見えにくくなっているのは、否めない事実であろう。


これからの瀬田キャンパスからの声は…? 後続へのメッセージ

今後。
来年度以降、後輩にこのブログを引き継げるような体制には、現状の瀬田エクスプレスは、ない。
龍谷大学瀬田キャンパスの学生から直に声を出す場が、ひとつ消えることとなるかもしれない。

が、もし、このブログを見て、興味を持ち、意志を引き継いでくれる人が現れたなら。
この投稿や、このブログを叩き台にしてもらえれば嬉しい。

もし、自分が続けるならば。
まず、「滋賀」というテーマの大黒柱は継続させつつ。
もう一本、もう少し範囲を狭めた濃い地域色の柱も立ててみるだろう。
例えば、瀬田内の話題を増やしたり、キャンパス内の出来事を細かくネタに取り上げるなど。
そうすれば、ニュースの臨場感をもっと届けられる。

実際、ゼミや講義などで取材、調査をすることもあり、そういった成果物も、瀬田キャンパスには結構眠っている。
それが、なかなか表に出ていないのが現状なのだ。
中には、明日オープンする瀬田の大型ショッピングセンター、フォレオ大津一里山に関するミニ新聞もあった。

「これって、ネットで公開したりして、地域の人にも見てもらったら面白そうなのに」

常々そう、うったえてきたが、作った学生本人たちと先生は、乗り気とは言えないのが現状だ…。
成果物を広く見てもらって、何らかのリアクションがあれば、こんなに嬉しいことはない、と気づくはずだ。

せっかく作ったものを、中だけで埋もれされるのは、もったいない。
ので、成果物をためて、発表できるようなスペースがあれば、どうだろうか?

ここに、次のステップがあるように思う。

もともと、このブログは、瀬田新聞という紙媒体新聞を作ろうとする活動が停滞して、それでもまだ模索したい自分とshu-jiが1年前に始めたものだった。
続けているうち、上のような可能性に気づいた。

現在、瀬田新聞のサイト自体は、この瀬田エクスプレスをひとつのコンテンツとして包括する形で、再構築されている。
あとは、中に成果物を入れていき、レスポンスが気軽に書き込めるような環境を作り、宣伝すれば、きっと、いいものができあがる。

興味がある人は、立花隆著、『新世紀デジタル講義』、新潮社の、「サイバーユニヴァーシティの試み」という章が参考になると思う。


瀬田の後輩たちに、あまり期待しないで、期待したいと思う。

2008年11月19日水曜日

身近なところに・・・

最近、更新のペースが落ちてしまって申し訳ありません。忙しさのあまり、紅葉の写真があまり撮れてない・・・。今日、やっと文化ゾーンの紅葉を撮る事が出来ました。瀬田キャンパスの紅葉は散り際で、裏の龍谷の森が、いよいよ色づいてきました。

さて・・・一つ大きなニュースです。

先週の日曜日、滋賀レイクスターズのオフィシャルカメラマンを務めてきました!!ゴール下で見る迫力あるプレー。残念ながら写真に関する権利は全てあちらにあるので、許可が下りるまで公開できませんが。。。これからもレイクスターズのオフィシャルビブスをつけて撮影することができそうなので楽しみですね。

2008年11月18日火曜日

滋賀にもあった?1000メートルビル計画2

写真は、滋賀一高い、大津プリンスホテル

先日、お伝えした、滋賀にもあったという1000メートルのタワー計画

コメントをいただいたtatsujiiさんの情報を元に、大学が加入している朝日新聞のデータベースサービス「聞蔵2」で記事を検索してみると、当時の様子がわかって面白い。

1989年、昭和64年、1月8日から平成元年。
年頭会見で、当時の滋賀県知事、稲葉稔氏が発表したこの計画。
3期12年滋賀県知事をつとめた稲葉氏、このとき3年目だ。

大津の北西にこの頃計画中だったハイテク工業団地(現びわこサイエンスパーク)に、1000メートルタワーを「民活方式」で立てようというこの話。
琵琶湖があって遮蔽物も無いので、電波通信の実験ができる、というメリットが、県の職員の話として出ている。
バブル真っ只中。
日本各地にあった超高層建築ブームの中のひとつとして、記事に登場している。

東京五輪の年に完成した京都タワーの景観論争を挙げ、

「1000メートル」の構想が、一歩夢に近付くのか、あるいは「バベルの塔」の物語に終わるのか、今のところ定かではない。

と、記事は結んでいる。

参照
朝日新聞、1989年2月7日、夕刊、らうんじ、3面。
「ニョキニョキ“タワー列島” 雲突く1000メートル構想も」


翌、1990年の10月17日。
記者会見で稲葉知事は、この1000メートルタワー計画の断念宣言をした。
ハイテク工業団地、びわこサイエンスパークの構想をまとめる時期が迫っていて、間に合わなくなったため、と記事。

なんでも、タワー建築のために民間をも巻き込んだ調査研究会も発足していたらしい。

「世界一のスクラップをつくる気か」

県民の声として出ている皮肉な一言が、印象的な記事だ。

参照
朝日新聞、1990年10月18日、朝刊、30面。
琵琶湖畔のタワー構想、ビッグな「夢」と消える【大阪】


このころ、全国でこのような計画が立ち上がっていた。
原爆が爆発した地点の高さ、600メートルに合わせた、平和のシンボルひろしまタワー構想(マツダ提唱)など。
平和のシンボルはいいが…何か、違和感を覚えるのは自分だけではあるまい。

バブル期の浮かれ具合が、目に見えるようだ。
現実となってしまったいくつかの「バベルの塔」。

現在、いくつか話題となっている中東の1000メートル超タワー構想。
1990年前後の日本も、世界から見れば、今の中東のようにわいて見えていたのだろうと思うと…。
今から20年後にどうなっているのかは、わからない。


そういえば、人手不足で入国管理法を改正し、外国人労働者を増やしたのも1990年
外国人労働者の労働環境や、彼らの日本社会との軋轢など。
バブル期調子にのったときのつけが、今に影を落としているのかもしれない。

2008年11月17日月曜日

社会も少しあたためる?瀬田駅の座布団

ちょっと一息。

徐々に寒さが増す11月中旬。
今週半ばはかなり冷えるとの予報だ。

不況、悪いニュースと、社会もなんとなくお寒い今日この頃。
身も冷えれば、心も冷えてくる。
そんな冷えを、お尻で止めている?
JR瀬田駅のベンチの一枚の座布団。

写真は瀬田駅改札前のベンチ。
冷たく硬質のベンチに、座布団がかけられている。

「瀬田北老人クラブ」

と銘打ってある。
どうやら地域のお年寄りが作ったものらしい。
写真自体は結構前(半年前?)のものだが、つい先日も、同じようにかけられていた。

他の駅でも、学生らが作ったものが駅に寄付されたという話が、ときどきニュースになっていたりする。


瀬田の身近な、ちょっとあったかい写真を、残しておく。

2008年11月15日土曜日

この道わが旅21 増える外国人労働者


●徒歩!琵琶湖一周の旅 5日目(8/17)

夕方、長浜へ。
コインランドリーで洗濯物を一気に片付け、晩御飯と寝床を探しに街へ足を向ける。

街を歩いていると、外国人っぽい顔つきの人々をよく見かける。
家族でいる人も多い。


増える外国人労働者

滋賀県の外国人登録者数は、2007年で3万人ほど。
外国人就業者割合は2.0%で、全国第5位だ。
中でも長浜市は、その数が県内トップクラスの多さの自治体。
南米出身が多いらしく、ブラジルやペルーの人がこのうち半分以上を占めるらしい。
ついで、中国、朝鮮半島などアジアから、といった感じだ。

バブル期の労働者不足解消のため、入国管理法が1990年に改正。
結果、外国人労働者が増加することになった。

滋賀県は、県内総生産に占める第二次産業の割合が46.8%で全国1位。
松下やキヤノン、京都に本社を置く電子系メーカーなどの工場もある。
そんな土壌も、関係あるのだろう。


やはり、外国の人が日本社会で暮らす中では、色々な問題もあると言う話だ。
医療、労働、生活、教育…。

以前、環びわ湖大学コンソーシアム講義『近江学研究入門』で、このテーマが取り扱われた。
上の情報は、そのときの講義を担当された滋賀医科大学の畑下博世先生から配られた資料から。
地域看護が専門の先生だ。

「お金はたまらなかったけど、疲労はたまりました」

という、ある外国人夫婦が帰国時に言ったという言葉が、今でも印象に残っている。


このテーマは、講義ノートとプリントで情報があるので、また記事にできるかもしれない。
そういえば、滋賀県は労働局?にもポルトガル語で相談できる時間があった気がする。
警察官の採用でも、外国語ができるとプラスにもなることもあるそうだ。


相当疲労がたまっており、体が思うように動かず、長浜に入るのがやっとだったこの日。
「あの外国人夫婦の疲労は、どんなものだったんだろうか」
コンビニの駐車場で空を見上げると、もう秋の気配が漂っていた。



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2008年11月14日金曜日

この道わが旅20 水の中のアカメヤナギ


●徒歩!琵琶湖一周の旅 5日目(8/17)

湖の中にぽっつりと生えている、アカメヤナギ。

道の駅、湖北水鳥ステーションで夜を明かした。
と言っても、睡眠がとれたのは1~2時間ほどだったと思う。

「今年はガソリンが高いから、車が少ない」
と、道の駅関係者が話していたのを、今も覚えている。
この頃リッター180円前後だったガソリンの価格も、今では50円ほど下がっている。
たった3ヶ月で…世界経済の様相は一変してしまった。

たっぷりの水分と、たっぷりの食事をとり。
長浜に向かって歩みを進める。

参考:
産経MSN
【探訪】戦国の地染める悠久の落日 滋賀県湖北地方



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滋賀とスポーツ、コミュニティマネジメント


9日、滋賀県立体育館、bjリーグ。
滋賀レイクスターズ対大分ヒートデビルズ、試合終了後のスコアボード。


滋賀とスポーツ、コミュニティマネジメント

「瀬田エクスプレス見たよ。
実は滋賀レイクスターズ(ホーム)初勝利の試合俺も見に行ってたんや」


1回のときから4年の付き合いになる、ゼミの友人からメールが入っていた。
自分とは性格は正反対なのだが、なんとなく飲み友達になっていて、4年間つるんでいる。
1回で同じゼミで、3~4回でまた同じゼミになり。

どうやら、彼女とデートにきていて、偶然同じ場にいたらしい。
撮った写真をよく見てみると…ああ、いたいた。
二人仲良く並んで、顔の表情が緩んでいる。

今日、その友人と鍋を囲んで一杯やっていた。
撮った試合の写真を見ながら、このゲームについて話が出る。

「楽しかったね。俺もバスケは初めて見に行ったんだけど。
大分の外国人選手もなんか可愛かったし。
試合前日に、電車の中で(?)広告見てね。
その日のうちにコンビニで前売りチケット買ったんだ。
また今度あそこで試合あるらしいし、行こうかな」

彼女さんはスポーツは野球ぐらいしかわからないらしいのだが、友人が言うには結構楽しんでいたらしい。
速いテンポの飽きさせない展開については、友人も同感だ、と言っていた。
一階の予約席で観戦していたようで、試合終了後の選手とのタッチにも満足げだった。

「手がめちゃくちゃ大きいのな。
あと、キャプテンの人に『おめでとう』って言ったら、
頭下げて『ありがとうございます』って返してくれたよ。
キャプテンになる人は自分に厳しいな」


bjリーグ参戦一年目。
自分の周囲にも少しずつファンが生まれているようだ。


自分の所属する、社会学部コミュニティマネジメント学科
6年前にできた学科で、去年初めて卒業生が出た真新しい、横文字名の学科。
社会のコミュニティ化、というテーマを扱っているのだが、中で三つの系統にわかれている

  • コミュニティデザイン系(地域社会からのアプローチ)
  • ライフデザイン系(宗教・スポーツなど、心と体からのアプローチ)
  • ジャーナリズム系(情報からのアプローチ)
なので、スポーツ好きも多くいたりする。
この友人もラグビーをやっていた。

滋賀レイクスターズでインターンシップを経験し、去年の卒業論文でテーマに取り扱っている先輩もいる。
小椋博ゼミ所属だったTさんという人だ。
『地域社会におけるスポーツの社会統合機能と集団表象性 滋賀レイクスターズは滋賀県民を一つに結びつけることができるのか』
というタイトル。

「将来、滋賀レイクスターズが滋賀県においてなくてはならない存在になるのは、そう遠くないかもしれない。」
と結んでいるこの論文。


滋賀レイクスターズ。
これからも楽しみなチームかもしれない。